黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 スコットランドだより 103 モルトの香水 1

キャンベルタウンを代表する。

いや、スコットランドを代表する。

シングルモルトウイスキーの逸品と、

言っても過言では無い、

 

銘酒「スプリングバンク

その人気は正にうなぎ上り、

今や、大変な事に、

密かに、お蔵入りさせた。

スプリングバンク 21年

シングルカスクだが、

既に、15万円を越え出し、

20万円になりそうな勢いである。

 

これ、如何なものか、高いだの、

不味いだの、味が変わっただの、

色々と言われ、一杯、一杯売り続けるより、

少し、家に置いていれば、

 

店で売る売り上げの、3倍以上儲かる。

はあ~、と、ため息が出る。

しかも、私にはある程度の知識があるので、

何が高騰するか予想出来る。

 

が、あくまで販売目的で、

転売目的では無いので、

一本しか買っていない、

しかし、最近は酒販業者さんまでもが、

 

抱えだし、ある程度オークションで値が付けば、

出し始めると言う、浅ましさ、

終いに己で、己の首を絞める事に、

なると思うが・・・

 

まあ、それは良いのだが、

日本人は、サントリーさんのイメージが強く、

スコットランドシングルモルトも、

大工場のように、思っている方が多いが、

 

実は、そうでも無く、ボウモアで10数名、

エドラダワーに関しては、生産部門は、

僅か3人、どこも小規模で、

日本で言うなら、地酒の酒蔵と思った方が、

 

良いだろう、しかし、今回ご紹介する。

スプリングバンク蒸留所は、

なんと、80名の方が働いている。

これは、地域雇用の貢献もあるようだが、

 

一貫体制を貫いている事が、

大きいだろう、精麦、麦芽作りから、

瓶詰の工程まで、外注に出さず、

全てを自社で賄っている。

 

そこに、ブランド力が発生し、

現在のプレミア価格に繋がっているのだろう、

では、まずは、手間のかかる工程、

精麦、フロアーモルティングからお見せしょう、

今や、このフロアーモルティングは貴重な、

光景である。床に麦を敷いて、

水を掛け、麦芽にするのだが、

今は、殆どが外注、モルトスターに発注している。

 

今回、兎に角画像が多く、かなり専門的になるので、

かなりの枚数を削除してます。

あまりに専門的になっても、余計ややこしくなるので、

では、今日は、この辺りで、続きは明日!

          つづく・・・