黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 過去のボウモア

ボウモアの事だけでも、

書く事は、山ほどあり、

止まらなくなる。良く、考えれば、

一体どれだけ飲んで来たのか?

 

まあ、仕事である以上、当然なのだが、

が、如何せん、昔は、今ほどの知識も無く、

パフィーム等の、ウイスキー用語も、

まだ、存在しない、混沌とした時代、

 

2000年当初、当店で、

かなり売り上げたボウモアがあった。

それが、ボトラーズのプロベナンス(プロヴァナンス)

現在は、ダグラスレイン・プロベナンスのようだが、

 

ボウモア5年、カスクストレングス、

夏蒸留品や冬蒸留品とラベルに記載があった。

面白いアイテムだが、まあ、強烈で、

確か62%で、逆に酔いがさめる。

 

古い話なので、記憶にある方が居られれば、

嬉しいのだが、これも、悲しい事に、

強烈だったとしか、記憶に無い、

何もかもが、良く解らず、

 

手探りで、まだまだ、混沌とした時代だった。

そんな状態で、どれだけ飲んで来た事か、

ブラックボウモア、25年ナイトサーフ、

30年ドラゴンデキャンター、

 

限定品の34年や、16年、

が、ただ飲んだだけと言う、悲しい事実、

今ほどの知識があれば、何かと理解で来たが、

まあ、仕方が無いのだが、

 

と、もう一本、売れ筋ボウモアがあった。

年数非表示の、免税店用のボウモアサーフ、

これは、かなり若いボウモアで、

しっかりとした味わい故に、

 

ソーダ割りが、兎に角美味しかった。

これこそが、サントリーさんが造り出した。

ハイボール対応型、ボウモアでは?

と、思いながら、お出ししていた。

 

それと、2000年代当初だったが、

凄い物を持っていた。

確か、スコッチモルト販売さんだったと思うが、

10L入りの、樽に入ったボウモア

 

この時、ミニ樽の2Lのマッカランと、

ラフロイグも、販売していたが、

流石に10L樽は、大きく、

かなり場所を取られた。

 

この樽は、中がコーティングされ、

熟成は進まないと、聞いたのだが、

最初は、良かったが、数年後、

結構、大変な事になった事は覚えている。

 

まあ、過去から、今まで、どれだけの、

ボウモアを売って来た事か、

それで、生活し子供も育てた。

ボウモアには感謝しか無い

何事も、知識と経験の合致である。

昨今、ネットで、容易に知識を手に入れる事は、

出来るが、経験が伴わないと、

机上の空論と化すだろう、

 

しかし、それは、ウイスキーに限らず、

仕事や趣味や、全ての事に当てはまる。

逆に、私のように、経験が先行し、

それに、知識が付いてないのも、

 

飲んだと言う経験だけでは、

勿体ない話である。

知識を増やし、経験を積む、

なので、今夜も飲みましょう!