黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 スコットランドだより 70 長い名前追記

さあ、スコットランドだよりの記事も、

70番目となり、今年はエリザベス女王

即位70周年のプラチナ・ジュベリー、

なのだが、世はコロナ、戦争・・・

 

まあ、それでも頑張らないと、

しかし、色んな蒸留所を、

尋ね歩いてくれる。

当店の常連氏で、スコットランドは、

 

ハイランダーインで働く、

ケイスケ君だが、毎回、

大量の画像を送ってくれるが、

これ、最新の情報で、かなり貴重なのだが、

 

日々、大したアクセス数では無いのが、

残念であるが、まあ、元々隙間産業的なもの、

興味のある方の絶対数が少ないので、

仕方のない事である。

 

しかし、20年程前に読んだ本や、

資料とかなり違う、メールで時折、

ウイスキーや、蒸留所に関するニュースは、

送られて来るのだが、

 

それでは、あまり気付かなかった事が、

今回、良く解ったのは、

やはり、蒸留所も近代化が進んでいる。

と、なると、やはり味わいにも変化があると思う、

 

が、そこは、全てを変えず、

伝統的な物は残しているのが、

印象的だった。バルヴェニーは、

伝統的な物が多いが、以前も書いたが、

 

コンデンサーは、多管式の、

比較的新しい物を、取り入れている。

多分、老朽化に伴い。

設備の入れ替えをしたのだと思う、

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逆に、ロイヤルロッホナガーの、

蒸留所は、かなり近代化が進んでいるようだが、

貯蔵庫のウェアハウスは、

伝統的なダンネージ式、

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天井が低く、床は土間である。

と、今回、画像は無かったが、

ロッホナガーのコンデンサーは、

ワームタブ、蛇管式の旧式、

 

冷却速度は遅いが、その分、

香りが豊かになると言われている。

クラガンモア、タリスカー

グレンエルギン、ダルウィニー

 

オーバン等が採用しているが、

面白いのは、アイラの新蒸留所、

アドナホーが、敢えて旧式の、

蛇管式のワームタブを採用している。

 

蒸留所側も、色々と試行錯誤、

手を変え品を変えなので、

その辺りも、少し理解してあげないと、

苦労が水の泡になる。

 

しかし、敢えて効率の悪い、

ワークタブを使用している。

アードナホーには職人気質を感じる、

だからこそ、価値観が生まれるのだろう、

 

今まで、見て来た蒸留所は、

新旧、相まみえると言う感じだった。

まあ、全てが旧式なら、

手間も、時間も掛かるだろうが、

 

やはり、消費する者から言えば、

時間を掛け、丁寧に造って欲しいとは思う、

全てが、新式の設備では、

どこか味気ないような気もするが、

 

それも時代の移ろい仕方のない事だが、

今は使われなくなった。ロイヤルロッホナガーの、

精麦の為の、キルンの煙突が、

ひっそりと寂しげに、こちらを見ている。

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※2022年4月3日(日)

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