黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 スコットランドだより 118 モルトの羅針盤 2

良いですね、木製のウオッシュバック、

発酵槽、クラガンモアが誕生の瞬間を、

待っているような、そんな気がします。

伝統的な工法が多い、クラガンモアだが、

やはり、極めつけは、これである。

旧式のワームタブ、蛇管式冷却装置、

コンデンサーなのだが、今回は、

面白い写真があった。

水を抜いた状態の、コンデンサーの中の写真が、

飾られていたようだ。この管の中に、

気化したアルコールが流れ、冷却され、

液化するのだが、スピードは遅い、

 

クラガンモアの持つ、

粘り気や、力強さは、これでは無いかと、

私は思っている。

次は、ウェアハウス、貯蔵庫だが、

扉のグリーンが実に良い、

私も、一時期DIYでは、

この色をよく使っていた。

そして、貯蔵庫も期待通り、

旧式のダンネージ式、

天井が低く、床は土間である。

かなり旧式に拘りがあるようだが、

出来るだけ、そのままでいて欲しい、

 

まあ、時がくれば老朽化で、

設備の入れ替えがあるだろうが、

やはり、そこは、敢えて旧式の物を使って欲しい、

では、今日はこの辺りで!

       つづく・・・