黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 スコットランドだより 53 メスカル

蒸留所巡りに明け暮れる。

スコットランドハイランダーインで、

働くケイスケ君だが、今度は、

セミナーのようだ。

 

アベラワーの街にある。

ダウンズホテルのバーに、

バカルディ社のワールドアンバサダーの方が、

来られて、カクテルセミナーと、

 

スピリッツセミナーがあり、

そのスピリッツセミナーに、

参加して来たようだが、

バカルディ社は、テキーラの、

 

パトロンと言う銘柄を所有している。

なので、そのパトロンの、

ブランコ、レポサド、アネホの三種類の

試飲があったようだが、

 

これは、熟成年数で、

呼び名が変わる。

ブランコは熟成無し及び60日、

レポサドは、2ケ月以上、

 

ゴールドの色合いだが、

ゴールドテキーラとは、意味合いが違う、

アネホは1年以上、

エキストラアネホで3年以上になる。

 

メキシコは暑い国なので、

これ以上の長期熟成は、

アルコールの蒸発と言う点から、

難しい事になる。

 

又、ゴールドテキーラは、

別の物となるのは、

色がゴールドと言うだけで、

熟成を示すものでは無い、

 

極端な話、キャラメル着色で、

色を付けても、ゴールドと言う事である。

そのバカルディ社だが、

ブレンデッドウイスキーでは、

 

デュワーズも所有しているが、

その試飲もあったようだが、

ここまで来たかのような、

面白い物があった。

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右側は、カリビアンのラムカスクだが、

左が、これは初めて見たが、

メスカルカスク、これは、

テキーラと名乗れないテキーラ

 

かなり古い資料では、

テキーラ法と言う法律で、

テキーラは規制されていると、

読んだ覚えがあるのだが、

 

最近では、テキーラ監視委員会と言う組織があり、

その組織が、テキーラを規制している。

条件が多々あり、その条件を全て満たせば、

テキーラと名乗れるが、

 

例えば、製造場所(地区)の違い等で、

テキーラと名乗れない物は、

メスカルと言う事になる。

有名な、虫の入っている。

 

漫画「BARレモンハート」でも、

取り上げらえた。グサノロホは、

テキーラでは無く、メスカルである。

そのメスカルの樽の熟成のようだが、

 

ケイスケ君のティスティングによると、

かなりスモーキーだったようだが、

これは、多分、樽の内側の焼き加減、

チャーによるものでは無いかと思う、

 

しかし、ここまで来たかと言う印象であるが、

定番のシェリー樽や、バーボン樽が、

ウイスキーの売れ方に、

付いて行けず、樽が手に入らないのだろう、

 

デュワーズには、この他、

日本向けの、ミズナラや、

フランス向けの、カルバドス

ポルトガル向けのポートワインがあるようだ。

 

さあ、細分化の時代が来たようだ。

10年ぐらい前から、そういう気がしていた。

輸出する国々の傾向に、合わしているのではと、

が、これではっきりして来た。

 

しかし、やはり本場であると言える。

蒸留所見学は勿論、試飲会や、セミナーが、

頻繁にある。コロナでなければ、

もっとあると思う、

 

これは、お金には変えられない、

貴重な経験だが、やはり挑戦から始まる。

言い訳ばかりして、逃げ回っていては、

何も得る事は出来ないと、改めて思う、

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