黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

潮風に当たりながら・・・

どうも、延長になりそうな、

蔓延防止による時短要請、

おかげで息が詰まる日々は続く、

元来、アウトドア型の人間、

 

「書を捨てよ、街に出よう」が、

「息を潜めて、家に居よう」になってしまい、

パソコンの前に、ずっと座っていると、

キモオタになってしまうのでは?

 

と、心配になって来たので、

「パソコンを捨てよ、外に出よう」と、

淡々と暖かい日が来るのを待って、

南へと向かった。

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南と言っても、大阪は堺市にある。

堺浜、海とのふれあい広場、

まあ、恐ろしいぐらい広大な広場なのだが、

ここは、いつも流木を拾っている。

 

大和川の河口の先、

なので少し下見に来たのだが、

流木は落ちて無いかと、

で、案の定、歩き回りヘトヘトに、

 

残念なのは、快晴ではなかったので、

神戸方面や、六甲山系が、

良く見えなかったが、

温かくて、気持ちが良く、かなり汗ばんだ。

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私のように、昭和40年代に、

幼少期を過ごした者は、

大阪の海=汚いと思い込んでいる。

公害問題が全盛期の時代だった為に、

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が、その認識も、どんどん、

変わりかけている。何事も昔の認識とは違い、

時代は先に、先に進んでいる。

海の透明度が、かなり上がっている。

 

まあ、私らの子供の時とは、

雲泥の差である。

その証拠に、色んな魚が釣れるように、

なって来ている。

 

水木しげる氏の言う通りである。

環境破壊で、妖怪の住む場所を無くすから、

妖怪が怒って復讐すると言う、

公害病なども、その一つだと思う、

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又、この広場には、真ん中辺りに、

クスノキがあるのだが、

これは、藤本義一氏による寄贈、

氏は、堺出身である。

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氏と言えば、深夜番組「11PM」のイメージが、

強いが、立派な作家さんであり、

大阪のお笑いにも貢献し、

多くの漫才師も育てられている。

 

大阪弁での話が多いが、

火垂るの墓」の野坂昭如氏の、

大阪弁とは、ニュアンスが違うと思う、

野坂氏の方は、関西弁の中の西宮方面の、

 

言葉だと思う、関西方面の地域の方言を、

関西弁と、大阪と限定した。

大阪弁があると思う、

その大阪弁は、山崎豊子さんの、

 

「花のれん」特に「ぼんち」等の、

船場言葉になるのでは、

と、思うが、人口的に使う人が、

少ないので、どちらかと言うと、

 

特殊な言葉のようになったのでは、

確かに「いってらっしゃい」を、

「おはようおかえり」と、

言う人は少ないだろう、

 

大阪弁は汚いと言うが、

それは、下町などで変化したものであり、

船場言葉は、基本お客さんに対しての、

丁寧語であり、一説には公家言葉の、

 

影響を京都弁よりも、色濃く受けていると言う、

京都には、サムライ言葉の、

影響も強いと言う事であるが、

人があまり興味のない事を、一人で黙々と、

 

調べている私は、既にキモオタに、

なっているのではと、

ある晴れた日に、潮風に当たりながら、

一人考えていた・・・

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※お知らせ

蔓延防止措置に伴い、

1月27日~2月20日の間、

臨時休業とさせて頂きます。