先日、到着直後、
心待ちにしていた常連氏により、
ニュージーランド産の赤ワインの樽なので、
羊が描かれているのだろう、
しかし、そのワインが、
ピノ・ノワールと、
言う事なので、想像は出来たが、
開封直後の瓶から、
漂う香りは、確かにベリー系のような、
が、香りの一番上の、
ほんの少し薄い部分だけ・・・
後は、アードベッグ本来の、
ヨードの渦に巻き込まれ、
行方知れずに・・・
まあ、そうなるだろう、
ピノ・ノワールの特徴は、
柔らかく、優しい、
故に飲みやすい、
この飲みやすいが、
=美味しい=高級と、
思いがちだが、そうでも無いのが、
お酒の世界である。
シングルモルトで言えば、
アイラモルトである。
初めての人なら驚く、
正露丸のような香り、
が、絶大なるファンが多い、
その中でもアードベッグのパワーは、
強大である。
それをピノ・ノワールで包むなら、
まあ、こうなるだろう、
先日、最後の一杯が出た。
いや、私が瓶の香りを、
今一度匂いたくて、お出しした。
アラン アマローネカスク、
このアマローネは、
イタリアの最高級ワインで、
独特な個性的で甘く強い香りを放つ、
こうなると、存在感は強くなる。
母体がアランと言う事もあり、
瓶の中からは、妖艶な香りが、
漂う、アマローネの場合、
この妖艶と言う言葉が良く当てはまる。
と、行儀が悪く、私の個人的な意見だが、
瓶ごと香りを嗅ぐと、一番上の香りだけが、
素直に最初に来るように思う、
グラスに入れると、香りが混ざり、
総合的な香りに、変わるような・・・
と、書いて、瓶ごと匂わせろ!と、なったら、
困るので、忘れて下さい、
戯言です・・・
アイラモルトのヨード香に、
慣れている方なら、
なのだが、繊細で、
影の薄いピノ・ノワールを、
ヨードの渦から、
あなたは探し出せるか、
アードベッグからの、
挑戦状のような気もする・・・
して、その味わいは?
それは、飲んでみて下さい!
ピノ・ノワール ↓
アマローネ ↓