20周年に合わせて購入した。
2000年蒸留の、
カリラ15年 カスクストレングス、
なのだが、このカリラには、
ピート(泥炭)の炊き込みが無い、
アンピィーテッドである。
最近、大阪の知事の発言で、
話題となった。
ポイドンヨード、
うがい薬等に含まれる成分だが、
このカリラを含む、
このヨードの香りが特徴的な、
シングルモルトである。
では、何故か?
間にあるアイラ島、
この海だが、風の強い地域で、
昔に読んだ本を要約すると、
例えば、海から突き出した岩があったと、
その岩に一枚のワカメが風で、
飛ばされ張り付いた。
その後、二枚、三枚、
気の遠くなるような時間が流れ、
どんどん張り付いたワカメが、
小さな島となり、
アイラ島が誕生する。
そのワカメの成分にヨードは含まれる。
故に、最近では浄化装置を付けた、
ホテルが多くなったが、
あえてそのままにすると、
ホテルのバスタブには、
紅茶のような、昆布だしのような、
色をした水が出る。
そして、地中から、
ピート(泥炭)を掘り出すと、
そのピートにもワカメの成分が、
含まれ、麦芽の成長を止める為、
そのピートを燃やし、燻すと、
麦芽にもヨードの香りが含まれる。
故に、アイラモルトは、
ヨードの香りを放つ、
の、だが、このカリラには、
その特徴的な香りが無いので、
元来の12年や18年を、
イメージして飲むと、
妙な感じがする。
どこかのBARで見かけたら、
一度は、飲んでみるのも良いだろうが、
60%を越えている強烈な一本、
しかし、高度数故に、
アルコール由来の甘さはあるので、
私的には飲み辛さは、意外と感じない、
まあ、BARならではの一本だろう、
家で買われて飲まれるのは、
あまりお勧め出来ません・・・
飲んでみますか?
素のカリラを・・・