いや、まあ、苦労した。
毎回なのだが、
年一回のアードベッグの、
限定品、今回はアードベッグ ブラック
が、喜んでくれるのは、
ほんの僅か、
なのだが、やはりそういう、
本当にウイスキーを愛してくれる人が、
たとえ僅かであっても、期待を裏切れない、
いや、それがBARの本来の姿であるのだが、
この町では様子が違う、
誰かが、捻じ曲げているのだろう、
そして、その捻じれは、
後、何十年経っても、
戻らないだろう、
だからと言ってであるが、
長い年月を掛けて、
答えは見つかったように思う、
それだけでも、良かった気がする。
そして、今回の限定品だが、
ニュージーランド産の赤ワイン、
ピノ・ノワールの樽で熟成された逸品、
と、言うと、又このピノ・ノワールが、
解らないとなる・・・
まあ、ブドウの品種である。
前回のドラムは、
ラムの樽だったが、
さあ、今回はどんな味わいだろう、
実に楽しみである。
苦労して手に入れた。
一本のウイスキーを、
楽しみにしてくれる人が、
一人でも増えますようにと、
七夕に祈ろう・・・
そして、静かな夜に、
一人グラスを傾けて・・・
