先日、常連氏が、
背の高いイタリア人の青年を、
連れて来られた。
ウイスキーが好きだと、
そう、イタリアと言うと、
少し前に、ウイスキーの
蒸留所が出来て、なかなか斬新な、
ボトルなので、買おうかなと、
ネットで見ていた。
名をプーニー蒸留所、
その彼は、勿論その事をご存じだった。
で、スモーキーでピートが強く、
アードベックか、ラガヴァーリンでは、
無い、アイラモルトと言うので、
キルホーマンのマーキャベイを、
お出しし、その後、飲んだ事が無いので、
アランの10年を、が、ピートが無いので、
これは、どうですか?
と、アランマクリムーアを出した。
考えていたが、マクリムーアの飲まれた。
香りを嗅いだ瞬間、
真ん中辺りですか?
と、彼は日本語もペラペラなので、
そう聞き返して来た。
これ、何の事を言っているか解りますか?
私は、理解出来たので、
正解!と答えた。
ピートの香りの強さの事を言っているのだ。
ppm(100万分の1)の、
フェノール値、麦芽の乾燥レベル、
所謂、ピートの炊き込み量の事で、
完成品では無いので一概には言えないが、
やはり、この数値が高ければ、
スモーキー、ピートの香りは、
強くなるが、強い=美味しいでも無い、
まずは、ブルイックラディ等は、
2~5ppm
タリスカーで、18~22ppm
それが、アードベッグになると、
格段に上がり、
55ppmとかなり高くなる。
後は、オクトモアの異常な、
数値の高さがあるが、
まあ、あれは別として、
5~10ppmが軽く、
25ppmが中位で、
40~55ppmが強いとなる。
ので、マクリムーアの20ppmは、
彼の言う通り、ほぼ中間辺りで、
間違いない、この彼が来る前日、
ローマの古代遺跡、ポンペイから、
儀式用の装飾を施した。
馬車が発見されたと言う、
ニュースを読んでいた。
この時、日本はまだ弥生時代だったと、
古代文明人の子孫、恐るべし・・・