たまに顔を出してくれる。
地元の後輩氏なのだが、
この地元で店を出し、
早や20年になろうとしているが、
勿論、オープン当初から、
来られているが、
固定観念が強く、
こうだと思えば、変わる事が無い、
で、アイラモルトだが、
彼は、それを飲む人は、カッコを付け、
我慢して飲んでいると、
頑なに信じていて、
そんな訳は無いと言う、
私の言う事を、全く信じない、
が、月日は流れ、20年、
やっと、ラフロイグを口にするようになった。
その後、何度か来店し、
遂に美味しいと言った。
苦節20年、奇跡が起こった・・・
若い時からの知り合いになると、
まあ、学生時代の友人等もそうだが、
なかなか友達感覚が抜けず、
私を、プロとして見てくれない、
が、ラフロイグは、
チャールズ皇太子の愛飲酒であり、
献上酒である。
故に、変な物である訳が無い、
しかし、この下町では、
この固定観念に悩まされ続けた。
ウイスキーは、未だに水で割る物と、
頑なに、そう思っている方も多い、
ウイスキーも全く変わっていないと、
思う人も多いが、
日々、大河の濁流の如く、
変貌し、千差万別な種類が、
増殖し続けている。
が、まあラフロイグを、
美味しいと思えた事は、
嬉しい事だが、
20年掛かるとは、
ちと、長すぎる。
と、何故か最近やたらと、
ラフロイグが出るので、
2本まとめて購入、
未だに、 この下町で、悪戦苦闘の日々、
時代に取り残された人達、
一言で言えば、時代遅れなのかも、
しかし、その時代遅れが悪い事なのか・・・