黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 スコットランドだより 117 モルトの羅針盤 1


遂に来た。私が「モルト羅針盤」と、

名付けた。クラガンモア、

オールドパーの構成モルトとしても、

有名だが、この一本のウイスキーには、

 

色んな要素が含まれる。

それを別々に理解出来れば、

自ずと道は開けるだろう、

では、今回もケイスケ君のリポートで、

スペイサイドは、バリンダロッホにある。

クラガンモア蒸留所だが、隣には、

クラガンバーンと言う川が流れている。

以前、数年後に世に出て来るであろう、

 

バリンダロッホ蒸留所を紹介したが、

その方が、この辺りの領主で、

クラガンモアは献上品を、

納めている事も書いた。

 

まあ、どれだけ出した事か、

私の一押しウイスキーである。

リベットでも、フィデックでも、

モーレンジでも無い、やはりこれ!

まずは、モルトミルだが、

かなり驚いた物が、今回の気になる点だが、

モルトを、貯めておく、大型の装置、

モルトビンなのだが、なんと木製、

この下に、コンベアーがあり、

モルトが運ばれて行くのだが、

木製とは、珍しいが、メンテナンスは、

すぐに出来そうである。

これは、何度も登場しているが、

お湯のタンク、お風呂のような物、

次がマッシュタンだが、これも、

珍しく、下が木製である。

と、なってくると、勿論、

発酵槽、ウォッシュバックも、

木製では?と、思うだろうが、

いや、裏切らずに木製、

これ、これがクラガンモアの風味の元のような、

気がする。伝統的だが、

クラシカルでも無く、

正に、正統派と言う感じがする。

ポットスチルも、正統派と言う感じである。

そして、スピリッツセーフで、

初めと、終わりの部分がカットされる。

と、今日はここまでにします。

         つづく・・・