1986年に、宝酒造さんが買収した。
トマーティン蒸留所だが、
その当時、宝酒造さんは好景気だった。
その一年前の1985年、
大ヒット商品、甲類焼酎「純」が、
678万ケースに達し、
これが焼酎ブームの火付け役となる。
84年に発売した「タカラcanチューハイ」も、
好調で、イメージキャラクターに、
ボーイ・ジョージと言った。豪華メンバーである。
甲類焼酎を、スピリッツの規格にして、
販売し、マイルドウォッカと名乗ってた。
ボトルに、白樺の木が描かれているが、
ウオッカとするなら、アルコールを、
白樺の炭で濾過しなければ、
ならない、では何故、ウォッカなのか、
これは、実はサントリーさん、
焼酎の製造免許を持っていなかった。
故に、焼酎と限定するなら、宝酒造さんの、
一人勝ち状態、のちの1993年に、
焼酎の製造免許を得て、
「樹氷」は焼酎表記となる。
が、サントリーさんも「タコハイ」で、
健闘する。1982年の田中裕子さんの、
樹氷のCMで「タコがタコタコ言うのよ」の、
セリフが評判となりタコのイラストの、
まあ、やたらと酔うのだが、
それは、飲み易さから、飲むスピードが、
早くなるからだろう、のちに、
「サントリー タコハイ」と改名される。
サントリーさんや、ニッカさんよりも早く、
スコットランドの蒸留所を、
手に入れた背景には、甲類焼酎「純」がある。
が、前にも書いたが、日本では、
巨大企業をイメージされるだろうが、
郊外故に敷地は広いが、町工場の方が、
当てはまるだろう、従業員数も、
零細企業並みに、少ない、
買収と言っても、大規模な買収では無い、
現に、トマーティンのスタッフも、
ここに紹介されている程度である。
頭の中で、空想を膨らさせず、リアルを大事に、
肝心のトマーティン蒸留所の続きを、
では、蒸留器、ポットスチルへ、
なかなかに立派な、ポットスチルである。
のだが、その前に、この設備は、
確か、初めて登場すると思うが、
「モルトビン」と言う、
麦芽を貯めておく、巨大なタンクだが、
色んな蒸留所で、形は色々とあり、
円柱のタンクも見た事がある。
そして次はウェアハウスだが、
今日は、この辺りで、
終わります。尚営業時間が、
30分遅れて、18:30OPENです。
くれぐれも、お間違いなきように!