黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 ボウモアの30年間 2

ここ30年間のボウモアに対する。

自分の勝手な思いを書いているが、

興味の無い方は、勿論ですが、

スルーして頂いて、結構です。


80年代のパフィーム原酒が、

ブレンドされていると思われる。

ボウモアカスクストレングス、

そのパフィーム原酒を使い切ろうと、

 

思ったのだろう、若しくは、

隠し味的な要素で、ブレンドしたのか、

その点は、良く解らない、

パフィームが好きな方も居られるが、

 

あまり好みでは無い方も多いだろう、

徐々に、薄れてはいるような感じだったが、

何時かは、無くなるのだろうか?

どうなるのかは、良く解らなかったが、

 

何を基準に、考えれば良いのか?

何をポイントに、終了となるのか、

どのボウモアの?と、言う事だが、

お高い、長期熟成品は持っていないので、

 

店に、置いている物で、

一番長期熟成品となれば、

ボウモア 18年となるのだが、

その道のりが、長かったように思う、

 

まだ居る。まだ無理か、が続くのだが、

店を移転し、再開してと大忙しだった頃、

既に、その瞬間は訪れていたようだが、

ここで、私が痛恨のミスを犯していた。

 

後になって解ったのだが、

あの時、調べていたらと、後悔している。

おかげで出会いが、かなり遅れてしまった。

2017年頃の流通品の、ボウモア18年から、

 

パフィームは消えていたようだ。

ボウモア自体が作り出した。

80年代のパフィーム原酒が、無くなって来たのだろう、

故に、ニューラベルになったのかもだが、

それが、スタンダード18年だが、

痛恨のミスは、私は、先にボウモア18年の、

ディープ&コンプレックスを買ってしまった。

それには、まだパフィームが居座っていた。

 

だが、それは免税店用で、

通常品の18年ディープ&コンプレックスでは、

既にパフィームは消えていたようだ。

良く調べなかった自分のミスなので、

 

仕方が無いのだが、旧ラベルとなる。

蒸留所ラベルの18年と、

免税店用のディープ&コンプレックス、

これを売り、減らすまで、

 

時間が掛かり、時は流れ、

出会いは大幅に遅れてしまい、

確か、2019年頃、まあ、何も考えず、

購入した。ボウモア18年スタンダード、

一瞬、解らず、戸惑ったが、

いや、パフィームを感じない、

味わいも、この20数年間では最上に思える。

が、この時、何故か妙に疲れた気がした。

 

ボウモアサントリーさんが参入した。

1989年から30年、2019年、

ようやく、懐かしい友と再開したような、

では、64年蒸留のブラックボウモアと、

 

比べて、どうなのかと言われれば、

コメントしずらいが、大きな意味では、近い物がある。

あの時は、仕事終わりに、確かめる為に、

ビーフジャーキーを細かく切り、

 

オーブンで黒く焦がして、それをつまみに、

ほんの少しだが、一人、ちびちびと飲んだ。

僅かな時間だったが、至福の時間であり、

チェイサーの水が、兎に角美味しかった。

 

だが、それは60年代蒸留を飲み、

70年代、80年代を通り、

2000年を越えボウモアを、

飲み続けて来たからこそ、

 

得られる価値観だろう、

初めてボウモアを飲む人には、良く解らないだろうし、

ましてや、サントリーさんがどうのこうので、

ボウモアを飲まなくなった人には、

 

絶対に、伝わらないだろう、

故に、店でもこの話は一切していない、

そこまで、ボウモアを理解出来る人が居ない、

経験値を高めて行くと、孤独になる。

 

やっと、邪気払いは終わったような気がする。

いやいや、パフィームが好きな方には、

申し訳ないが、これは好みの問題なので、

しかし、実際は、私にはどうする事も出来なかった。

 

出来るのは、ただ待つ事のみ、

これなのだが、自分でどうする事も出来ない事を、

とやかく言っても、仕方が無いし、

時間の無駄である。なら自分で、

 

自分自身が納得のいく、ウイスキーを造り出せば良いだけの、

簡単な話、今では、日本の蒸留所も50か所を、

越えている。挑戦すれば良いのでは?

何事も、ネガティブに考えず、ポジティブに、

 

行くべきでは、と、私は思う、

話を整理すると、1989年に、

サントリーさんがボウモアに参入し、

パフィームを止めたが、

 

70年代から、80年代後半まで、

設備の不具合、設備の老朽化で出来た。

パフィーム原酒を使い切るのに、

30年と言う月日が流れた。

それが、12年では旧カモメラベルから、

新カモメラベルが変換期で、

18年の場合は、蒸留所ラベルから、

新ラベルになった2017年となる。

ここで、パフィームが消える分岐点となる。

かなり前に、お蔵入りにしていた。

蒸留所の旧ラベルの18年、前々から、昔の物を、

少しづつ、置いていればと言う後悔から、

 

数年前から、お蔵入りにしている物が、多々ある。

失敗したのは、免税店用ディープ&コンプレックス、

後、一杯出たら、お蔵入りにと思ってたら、

まさかのその夜、全部出てしまった。

 

このディープ&コンプレックスは、

通常品と、免税品の区別が、ラベルが、

ほぼ同じで、かなり判断しづらいので、

再購入はしなかった。

 

さあ、既にノンパフィームの、

ボウモア18年、1本は既に販売済みで、

これが、2本目となり、まだ未開封ですが、

恐らく大丈夫だと思いますが、

 

何度も言いますが、お酒は嗜好品、

美味い、不味いは、その人の好みの問題、

と、飲まれる方の経験値で、

味わいは、変わる事を忘れずに、

 

そして、偏見や先入観や、固定観念が、

大敵で、ウイスキーの味を、捻じ曲げてしまう、

自分が飲んで、どうなのかが大事、

素直にウイスキーと向き合いましょう!

whiskymag.jp

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