寒さが緩んで、
春が来て、桜が咲いて、
散り、一層暖かくなって来た。
そんな季節の移ろいのように、
一本のボトルが変化し続けている。
ウイスキーとは、真に摩訶不思議な、
液体、どれだけ歳月を費やし、
知識を蓄えようが、
一息で吹き飛ばされる。
正に、釈迦の手のひらの、
孫悟空、結局は元に戻る。
堂々巡り、それも又、
四季のように、
経年変化、ボトルは一度開封すると、
香り、味わい共に変化し始める。
空気に触れるからであるが、
当店も、パラフィルムを巻いているが、
完全に止める事は出来ない、
特に、長期熟成、ビンテージや、
オールドボトルでは、凄まじい物がある
一番印象的だったのは、
やはり、伝説のブラックボウモア、
あの変化は、未だ俄かに信じがたい、
スタンダードの10年~15年熟成で、
極端な変化を感じた印象は、
あまり無いが、やはり20年熟成から、
解り易い変化を感じる。
が、逆に30年以上熟成になると、
変化はするが、極端な物では無い、
と、思う、と、昨今では高値過ぎて、
手が出ない物が多い、
やはり、20年~25年ぐらいが、
変化も解り易く、お値段もまだ、
払える金額だろう、
と、序が終わり、本題に入るが、
これは、かなり驚いた。
全く予想出来ない展開、
何なんだこれは・・・
と、首を傾げる。
つづく、、、