黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 これ一体幾ら? 2

先日、紹介した。

ボウモアアストンマーティンの、

コラボ商品、 ブラックボウモアDB5

全貌がようやく解った。

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やはり中身は伝説のボウモア

ブラックボウモア 1964である。

まだ、27本のストックがあり、

2本はアーカイブに、

 

25本が販売される。

ブラックボウモアシリーズは5種類あり、

そのうちの3種類が、ファーストの29年、

セカンドの30年、ファイナルの31年だが、

 

この中身は、そのファイナルの31年のようだ。

ブラックボウモアは、

20年近く前に、一本持っていたが、

相当の値段だったが、

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今から考えれば、超格安の設定、

時の流れは恐ろしい、

物の価値をここまで、

変えるのか・・・

 

しかし、これは樽からでは無く、

ストックの瓶から、

入れ替えたようだが、

そうなると、かなり空気に、

 

触れたと思うので、

あの開封直後の、爆発的な個性は、

無く、既に魅惑の果実香に、

なっていると思われる。

 

個人的に、ブラックボウモアの、

最大の魅力は、究極の変化であると、

私は思う、開封直後、

口に含むが、飲み込むのに、

 

躊躇った。一体、何を飲んでいるのか?

吐き出したい気持ちを、

押し殺して飲み込んだ。

が、10日程経ったある日、

 

全く違う飲み物に変貌していた。

あの驚きと感動は、

生涯忘れないだろう、

ファーストは1993年で、2000本、

 

セカンドは、1994年で、2000本、

ファイナルは1995年で、1182本、

そして、フォース、フィフスと続くのだが、

私のは1993年となっているので、

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ファーストのようだ。

日本にどれだけ入って来たかは、

不明だが、飲まれた方も居るだろうが、

開封直後を飲んだ方は、

 

極端に少ないはず、

私は少量だが、3回に分けて飲んでいる。

まあ、それだけでも、

ウイスキー飲みとしては幸せだろう、

 

が、確かこのファーストは、

店頭価格で7万5千円だったと思う、

それを、あるBARの方が、

少し上乗せして譲って頂いた。

 

売った私もそうだが、

譲って頂いた方も、

20年後、こんな事になるとは、

想像すら出来なかった。

 

そのブラックボウモアDB5 1964

驚愕のお値段だが、

まさかの700万円・・・

流石はサントリーさん、やりますね!

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