黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

流石に書けない・・・時にこそ書く・・・2

いつもの事なのだが、

自分の書いた文章を、

自分で読んで、

フラッシュバックを起こす。

 

 

記憶の連鎖が始まる。

で、それで驚く事に、

解らなかった事に、

一陣の風が吹く、

 

 

カール・サンドバーグ

アメリカを代表する詩人で、

特にリンカーン大統領の伝記が有名だが、

私が読んだのは、シカゴ詩集、

 

 

ここに書かれているシカゴは、

昭和40年代の、わが町を、

彷彿させ、親近感故の、

憧れがあった。

 

 

と、同時にサンドバーグには、

宮沢賢治の匂いがした。

いや、根底が同じで、

葉や花が違う、

 

 

と、何気にネットを潜ってみたら、

居てる・・・

宮沢賢治サンドバーグを、

対比した論文を書かれている方が、

 

 

北海道大学、女性のようだ。

勿論、会った事など無いが、

好きになった・・・

が、30年以上も前に、

 

 

私は気付いていた。

と、下らない自慢をしても始まらない、

実に興味ある論文なので、

読ませて頂きました。

 

 

言葉的には、地元愛と言うのだろうか、

宮沢賢治は、それを四次元の空想世界に、

展開したが、サンドバーグは、

あくまで三次元、そこが違うのだろう、

 

 

しかし、やはり熱量、

どうも、熱量に反応する。

若い日の私が浮かんだ。

もう働くな、レーキを投げろ

 

 

賢治の作品1088番、

煮えた湯を掛けられた叫びのような、

言葉だ・・・

そして、無声慟哭、

 

 

声を出さずに、大声で泣く・・・

凄まじい悲しみを感じる。

まあ、お暇な時に、

読んでみては如何ですか?

 

 

しかし、その熱量を遥かに凌駕する。

日本の詩人が居る・・・

 

 

シカゴ詩集 (岩波文庫)

シカゴ詩集 (岩波文庫)

 

 

 

新編宮沢賢治詩集 (新潮文庫)

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