黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

あなたへ・・・

高倉健さん主演「あなたへ」を観た。
大滝秀治さんを観るのが怖く、
躊躇ったが、案の定、画面に出られた瞬間、
大粒の涙がこぼれた・・・
亡くなられたのか・・・と・・


放浪と、旅・・・
山頭火と「星めぐりの歌」の宮沢賢治
確かに山頭火には、放浪を感じ、
賢治には旅を感じる。


その賢治だが、
1921年、琵琶湖を訪れている。
父政次郎氏とともに、
比叡山延暦寺に参詣している。


その時の事は、
春と修羅 第二集」に書かれている。


一四五
     比叡(幻聴)

          一九二四、五、二五、

   

黒い麻のころもを着た

六人のたくましい僧たちと

わたくしは山の平に立ってゐる

  それは比叡で

  みんなの顔は熱してゐる

雲もけはしくせまってくるし

湖水も青く湛えてゐる

(うぬぼれ うんきのないやつは)

ひとりが所在なささうにどなる


宮沢ファンならご存知だろうが、
一般の方はあまり知らないだろう、
それ故、「延暦寺」には、
賢治の歌碑がある。


実は私も、若い時尋ねていて、
この歌碑の前で写真を撮っているのだが、
変な格好をしていたので、
画像を出すのは止めた・・・


その歌碑に刻まれた句が、

根本中堂

ねがはくは
妙法如來
正遍知
大師のみ旨
成らしめたまへ

    宮沢賢治


では何故父政次郎氏は賢治を、
比叡山に連れて行ったのか、
多分、こういう事なのだろう・・・
話しが長くなるので、
止めておこう、


そして、この時、
私も、二人の姉夫婦と、
父母、甥、姪、
全員で尋ねたのだが、


それは、ルーツを尋ねる旅だった。
何故なら、この延暦寺の辺りは、
坂本と言う町にある。

猛暑につき暫くの間、土日を除く、
月曜日〜金曜日に、
20時30分までに入店されると、
NOチャージとさせて頂きます。
勿論チャーム付きです。



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