あれは、30年近く前、
時はバブル真っ盛り、
世の中が狂喜乱舞していた。
私は26歳ぐらいだった。
海外旅行に行った。
今でもあの青い空を覚えている。
と、ホテルの前に広がる。
澄んだ海、グアム島だった。
色々と観光をし、
帰国する時に、免税店で、
一本のウイスキーが目に入った。
当時、日本では「ワイルドターキー」や、
「IWハーパー」「ジャックダニエル」
などなどの、バーボンが、
世を席巻していた。
と、同時に高級ブランデーの水割りや、
コーラ割りで、
飛ぶように売れていた。
まあ、滅茶苦茶な飲み方だった。
が、その免税店で見たウイスキーは、
見たことも無く、
何とも不思議なボトルだった。
情報も少ない時代、
何だろう?
しかも、完全にお土産品のような、
ケースに入っている。
興味本位で買って帰った。
父親へのお土産にしようと、
実家の父親に渡し、
時は流れたある日、
実家に行くと、
そのウイスキーが、
殆ど飲まれていなかった。
あれだけ、酒好きの父親なのに・・・
少し、グラスに入れ、
水で割って、飲んでみた。
け、煙臭い・・・
飲みづらい・・・
な、何だこれは・・・
つづく・・・
↓読んだらクリックご協力お願いします!