「私の町と真田丸」の連載中ですが、
少し休憩・・・
グレナディンシロップ、
私はいつもザクロから、
このシロップを、作っているのだが、
時間があまり経つとフレッシュ感が無くなる。
で、かなり残っていたのだが、
廃棄・・・
そこで、いつもは市販の、
シロップを使うのだが、
他には無いかと探していると、
あった、が、値段が高い・・・
が、しかし、
あるなら試してみたいと、
で、購入!
これは、フランスの高級グレナディンシロップ、
テセール、なのだが、
これは参った・・・
味が濃く、濃厚、
私が「ニューヨーク」で使用する、
ウイスキーは「オールドオーバーフォルト」
アメリカを代表するライウイスキーだ。
「ニューヨーク」と言う響きから、
バーボンでは無いような気がする。
なので「マンハッタン」でも、
このライウイスキーを使用するのだが、
そのウイスキーが弾かれている。
かなり強い、
標準のレシピなら、
グレナディンシロップが強過ぎるのだ。
ウイスキーを変えるか?
いや、それではブレてしまう、
私の信条はブレ無い事なのだが、
う~ん、ではどうすれば?
と、何杯も、何杯も試作を作ってみたが、
ライムを増やす?
違う・・・
一度ぬかるみにはまると、抜け出せない、
数日後、少し早く終わった日に、
多分、こうだろうと思っていたレシピがある。
店が終わり、
一人ゴソゴソと準備し、
一発だ。一発で決まらないと、
又、ぬかるみにはまる。
多分、シェーカーの振りもこれぐらい、
多分、多分と言うが、
これは長年の勘、
「ニューヨーク」完成!
「大正区」だから、下町だから、
こんなもので良い、
等とは私は決して思わない、適当にはしない、
恥ずかしい限りの東京都知事、
号泣議員、薬漬けの野球選手、
偽装表示のホテル、大企業のデーター改ざん、
そんな嘘が溢れる中、
私は下町の片隅で、
ブレずに頑張っている。
カクテルとはそのBARのバーテンダーの、
作品だ。それ故安売りはしない、
この60mlベースの、
フランスの高級シロップを使った。
「ニューヨーク」
当店では¥1,000-で販売しているが、
全国的に考えると、
決して高くは無いはずなのだが、
この町では「高い!」と、
怒鳴られる・・・
この町が全国に追いつくのは、
いつの日か・・・
そう考えると、このカクテルの名前が変わる。
名付けて「悲しきニューヨーク」
↓ 読んだらクリックお願いします!