黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 キニーネ

キニーネ
これは日本では劇薬とされるが、
キナ属の植物は南米のアンデス山脈に自生する植物であり、
原住民のインディオはキナの樹皮を解熱剤として用いていた。
マラリアはアメリカ大陸にはもともと存在しなかったが、
後にヨーロッパ人の渡来とともに拡散したと推定されている。
その後偶然にキナ皮にマラリアを治療する効果が発見され、
1640年頃にヨーロッパに医薬品として輸入されるようになったと思われる。
と、ある。

その後、トニックウォーターの中に含まれ、
ジントニックとして、飲まれるようになるのだが、
先も述べたが、日本では劇薬扱い、
故に、日本のトニックウォーターには含まれない、
この事は漫画「レモンハート」でも取り上げられ、
ご存知の方も多いだろう、
そうなると飲んでみたい・・・


と、なるが、2012年に入ってキナ成分(キニーネ)入りの
トニック・ウォーターの輸入が許可になった。
製品名は「フィーバー・トゥリー(Fever-Tree)」


では何故、発売されるようになったのか、
これがなかなか正確な事が解らなかった。
まあ、そうなのだが、あまり全てをあからさまにするのも、
お酒やカクテルの神秘性を下げるのだが、
昨今の誤表示問題もあり、
正確な事が知りたく、探し回った。


色々と解釈もあるのだが、
簡単に言えば、こういう事だ。
それは、この製品の中の「キナ抽出物」には、
劇薬としての濃度規制未満の
キニーネの成分が微量に含まれているという。

確かに「キナ」と言う文字が書いてある。


が、濃度規制未満、
そう微量なのだ。
が、含まれている事も確かだ。
う〜ん、かなりの低空飛行のような・・・
ギリギリ・・・


それで、なかなか手を出さなかったが、
色んな方がこのトニックをブログで書き始め、
高評価が続いていたので、
購入した。


これで、漫画「レモンハート」のメガネさんのように、
英国まで買いに行かなくても当店でも飲める。
いかがでしょうか?


と、言いながら一足お先に、

確かにこれはいい、
心地よい苦味、
しかし、こっちかな、

正解!
さあ、どうぞ!


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