黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

お父様のお酒

昨日、自分への戒めと思い書いた記事、

多くの方が、共感して戴き、コメントが次々と、、

有難い事だ。人は生きているのではなく、

活かされているのだと、改めて思った。

道元禅師に教えて戴いた。

春は花、夏ほととぎす 秋は月、、、

春は花を楽しみなさい、夏はほととぎすの声を、

秋は、月を眺めて、、



あるがまま、、そう、あるがまま、

お気軽に、そうお気軽に、、

な、の、だ、が、、

出来ない、、、




「なんじゃこりゃ〜!!!」

これは、一体何なのだ。

ブランデーだとは思うが、、、

乾杯だ!では無く、完敗だ、、、


これは、先日記事に書いた。

「海辺の暮らし様」

と言う方から、本日メールにて、

ご親切に亡くなられたお父様の、

お酒のコレクションの画像を送って頂いた。

その中の一本、朝から、何度スライドショーで見た事か、


驚いた、、、オールドボトルの数々、、、

その中でも、特にこれだ。

私にも弱点がある。

ブランデーだ。ウイスキーを勉強するがあまり、

ブランデーが疎かに、、、

しかし、理由もある。

私がこの世界に入ったころ、

ブランデーは豊富にあった。

しかし、どんどん姿を消して行く、

何故なら、日本人の悪い癖、

「水割り」だ。


ブランデーは本来、香りを楽しむ、

故に、原則ストレートだ。

それを、水割りにしてしまうと、

ただの酔うだけの酒へ、

そうなると、高価な物より、

安い物となり、高価なブランデーは姿を消して行った、、、


「ブランデー、水で割ったら、アメリカン」


なるCMを展開した。某メーカーさん。

猛省して下さい、

しかしまだまだ他にもある。

少し時間を下さい、

酒の事は、バーテンダーとしては、信用に関わる。

いい加減な事は出来ない、

書斎の本棚の整理からだ。


酒の本、酒の本と、、、

あなたのお父さんにこう言われたみたいです。

「若造が、いい気になって、酒を語るな!」

と、、、おっしゃる通りでございます。


ん〜、しかしこれは1970年〜1980年代、

バブルの時に購入されたと、推測される。

と、なると当時の値段だと、一本数万円以上はしているはず、

多分、裏に「特級」という表示があるはずだ。

これは、15年前に販売された物と言う事だ。


現在、そういう表示は無い、

いや〜、バテンダーで良かった。


普通の人なら、酒なのだが、

私達が見れば、ルビー、サファイア、そう宝石だ。

もう一度見て欲しい、

この手の込んだ装飾、

「実にいい仕事をしている」だ。


私が白でラインを入れた。

多分、本来はここまで酒があったはずだ。

液高と言うのだが、かなり下がっている。

蒸発しているのだ。

多分、二十年以上は経過しているのだろう、

布を巻き、保管される事をお薦めする。

メーカーは多分、「ミュコー」のブランデーかと、


ヒョウのような動物が付いている。

「ブラックパンサー」だと、思うのだが、

駄目だ、、、実にいい加減だ、、、

何という、勉強不足、

誠に申し訳ない、面目ない、

無様だ、、、

少し調べ次々と、数日掛けてアップして行きます。


いいお題をありがとうございました。

感謝致します。

それと、今は絶対に開封しないで下さい、

オールドボトルは開封に、

丸一日掛かります。

開封の仕方は、又記事にてご連絡を致します。

お酒に興味の無い方、ごめんなさい、、、


いや〜大変な事になったぞ〜!!!