黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 南国の味わい・・・

ウイスキーは一度開封し、

空気に触れると、

変化が始まる。

経年変化と言うのだが、

 

 

劣化では無いが、

中には劣化する物もある。

それは、ブランデー等も同じである。

これを、熟成と表現する方も、

 

 

増えて来たが、

熟成となると、話がややこしくなる。

俗に言う、瓶内熟成のように、

思うだろうが、

 

 

本来の意味での、

瓶内熟成するお酒はある。

と、瓶内二次発酵と言う、

言葉もある。

 

 

シャンパン等が、

それなのだが、なので、

私的には、やはり変化、

経年変化と、

 

 

して捉えているが、

これは、あくまで、

開封し、一度空気に触れないと、

経年変化は始まらない、

 

 

が、中には、キャップの不備等で、

開封直後に、既に変化している。

と、言う物もあるだろう、

が、高価なオールドボトルでは、

 

 

調べようが無い、

タイムマシーンの完成を、

祈るしかない、

一度開封し、

 

 

変化が始まると、

円やか、芳醇になると、

言われるのは、アルコールの、

刺激臭等が治まり、

 

 

穏やかな香り、味わいになる。

が、稀に極端に違うウイスキーにように、

変化する物がある。

変化が激しいのは、

 

 

シングルカスクカスクストレングス、

の、ようにアルコール度数の高い物、

長期熟成の物、オールドボトル等が、

やはり、顕著に変化するように思う、

 

 

最近、その経年変化で、

凄まじく変貌した。

ボトルがある。

アベラワーの17年、

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スコットランドは、アベラワーの蒸留所で、

買って来て貰った。

ABERLOUR

CASK STRENGTH 

 

 

1993年蒸留の、

蒸留所限定、ナンバーは832/1380

5つの樽を合わせている。

カスクなので、加水なしの、

 

 

50,2%で、開封時は、

やはり、かなり刺激が強く、

味わいも荒々しい印象だったのだが、

二年が経過した今、

 

 

南国のフルーツを思わせるような、

華やかなフルーツ香を放ち、

味わいもトロピカルジュースのように、

ここまで変化すれば、

 

 

開封時の面影は無い、

しかし、凄まじい変化、

シングルモルトは、

全て、パラフィルムを、

 

 

巻いているのだが、

やはり、変化は止められない、

しかし、実に神秘的で、

面白いが、どちらが、

 

 

本来の味わいなのか?

と、言われても、

どちらもだろう、

故に、一杯飲んで、

 

 

それは、前に飲みましたと、

言う、あなたへ、

ウイスキーの奥の深さは、

底なしで、一度飲んだだけでは、

 

 

解りませんよ、

ここまで、化ける物も、

ありますから、

しかし、おしい、

 

 

もう一杯ぐらいしか、

取れない・・・

残念・・・

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瓶内熟成はありませんと・・・↓

言っております。

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