空気に触れると、
変化が始まる。
経年変化と言うのだが、
劣化では無いが、
中には劣化する物もある。
それは、ブランデー等も同じである。
これを、熟成と表現する方も、
増えて来たが、
熟成となると、話がややこしくなる。
俗に言う、瓶内熟成のように、
思うだろうが、
本来の意味での、
瓶内熟成するお酒はある。
と、瓶内二次発酵と言う、
言葉もある。
シャンパン等が、
それなのだが、なので、
私的には、やはり変化、
経年変化と、
して捉えているが、
これは、あくまで、
開封し、一度空気に触れないと、
経年変化は始まらない、
が、中には、キャップの不備等で、
開封直後に、既に変化している。
と、言う物もあるだろう、
が、高価なオールドボトルでは、
調べようが無い、
タイムマシーンの完成を、
祈るしかない、
一度開封し、
変化が始まると、
円やか、芳醇になると、
言われるのは、アルコールの、
刺激臭等が治まり、
穏やかな香り、味わいになる。
が、稀に極端に違うウイスキーにように、
変化する物がある。
変化が激しいのは、
の、ようにアルコール度数の高い物、
長期熟成の物、オールドボトル等が、
やはり、顕著に変化するように思う、
最近、その経年変化で、
凄まじく変貌した。
ボトルがある。
アベラワーの17年、
買って来て貰った。
ABERLOUR
CASK STRENGTH
1993年蒸留の、
蒸留所限定、ナンバーは832/1380
5つの樽を合わせている。
カスクなので、加水なしの、
50,2%で、開封時は、
やはり、かなり刺激が強く、
味わいも荒々しい印象だったのだが、
二年が経過した今、
南国のフルーツを思わせるような、
華やかなフルーツ香を放ち、
味わいもトロピカルジュースのように、
ここまで変化すれば、
開封時の面影は無い、
しかし、凄まじい変化、
シングルモルトは、
全て、パラフィルムを、
巻いているのだが、
やはり、変化は止められない、
しかし、実に神秘的で、
面白いが、どちらが、
本来の味わいなのか?
と、言われても、
どちらもだろう、
故に、一杯飲んで、
それは、前に飲みましたと、
言う、あなたへ、
ウイスキーの奥の深さは、
底なしで、一度飲んだだけでは、
解りませんよ、
ここまで、化ける物も、
ありますから、
しかし、おしい、
もう一杯ぐらいしか、
取れない・・・
残念・・・
瓶内熟成はありませんと・・・↓
言っております。