戦争のニュースで気が重いが、
そんな中でも青年の、
あくなき挑戦は続く、
日本を遠く離れ、一人スコットランドは、
クライゲラキにある。
ハイランダーインで働きながら、
ウイスキー修行に励む、
当店の常連氏である。
ケイスケ君だが、まあ、
日々、とんでもない物を口にし、
私よりも遥かに知識の輪が大きくなり、
私らでは、出来ない多くの経験を得ている。
まるで、パラレルワールドのようだ。
同時進行しているが、別の世界、
そして、その別世界から、
またまた画像が届いた。
今回は、グレンマレイ蒸留所のショップと、
テイスティングルームにお邪魔したようだ。
そして、これが別世界的な、
光景なのだが、
前回、訪れた時と違い、
ハンドフィル、これは樽から、
直接抜いたウイスキーで、加水もしていない、
勿論、フィルターも通していない、
正に、生ウイスキーであるのだが、
この三種類を、全て飲んで、
さあ、幾らでしょうか?
答えは、まさかの10£なので、
日本円で、1500円?
えっ!1500円?
結構な量が入っているのに、
信じられない値段である。
一杯が500円と言う事になるが、
これは、あくまで蒸留所内の試飲価格であり、
BARでは、不可能な価格である事を、
理解して頂きたい、
彼の推しの一つが、グレンマレイなのだが、
私自身は、あまりグレンマレイに、
良い印象が無いのだが、
これが、おじさんの石頭、
完全に違反する。一つの銘柄のウイスキーの、
一つのアイテムを、一杯だけ飲んで、
蒸留所全てを決めつけるのは、大間違いである。
例えば、90年代のボトルを飲んで、
未だに、あれは、どうのこうのと、
判断している人もいるが、
既に、2000年代、
2010年代と、変化を遂げているのは、
近年では、常識の範疇であり、
麦芽の品種も、どれだけ変わった事か、
80年代に、最高品種と言われた。
ゴールデンプロミスを、
使用する蒸留所は、現在2%足らずである。
日々、駆け足で変化するウイスキーの世界、
立ち止まれば、一瞬で浦島太郎状態となる。
しかし、その変化の速度に付いて行けないのも、
現実である。肉体的にも、金銭的にも、
限界があるが、あくなき挑戦を、
続けている青年もいるのだから、
私ら年配者も、頑張らねばと思う、
限界突破である。
そのグレンマレイの中で、
99ポンド、日本円で15000円程した。
15年熟成のニューオークフニッシュ、
これも、聞きなれない言葉だが、
要は、リサイクルではなく、新樽での熟成で、
最後の2年間が、ニューオークのようだ。
これは、数年前にリリースされた。
オクトモアのヴァージンオークと、
同じ、意味合いの物だが、
まあ、覚える事は山積みだ。
なのだが、このニューオークフニッシュ、
かなり苦味がキツイようだ。
松脂のような感じがして、
かなり微妙だったと言う事だが、
まあ、それも又、個性だろうが、
一杯で、15000円払って、
経験する勇気は、かなり難しい、
と、思うのだが、
と、今、グレンマレイは、
当店には無いのだが、
ケイスケ君のテイスティングを頼りに、
どれか購入しょうかと思うが、
取りあえずは、時短が解除にならないと、
どうのもならないのと、
解除になっても、二日目か、
三日目にならないと、
元には戻らない、破棄した物が多いので、
業者さんを手配しても、
送られて来るのに、時間が掛かりますので、
それに対しては、ご了承の程、
宜しくお願いいたします。
さあ、次は待望の蒸留所の、
見学予約が取れたとの連絡がありました。
お楽しみに!って、楽しみだろうか?
※蔓延防止の時短要請により、
3月7日~3月21日まで、
臨時休業とさせて頂きます。
ご了承の程よろしくお願いします。