エディンバラに来た本来の目的に、
今回は行くのだが、
スコットランドに滞在している。
ケイスケ君一人では無く、
日本の大手企業で働く、
スコットランド駐在員の方と、
その方の奥様に同行したようだ。
何故なら、会員でなければ入れない場所がある。
会員の方が一人居れば、
三人まで入れるようだ。
そこは、まだ歴史は浅いが、
今では、ウイスキー愛好家なら、
知らない人は居ないほど、
有名な所、エディンバラの古い港町、
リースに、1983年に設立、
その後、1993年に日本支部が、
設立された。丁度、私が、
飲み始めた頃、日本ではバブルが、
終焉を迎えていた。
個性をそのまま感じると言う精神から、
蒸留所名を記載しないウイスキー、
中は、迎賓館のような豪華な内装、
私も、何かの資料で、
少し見ただけなので、
詳しくは知らなかった。
最近では、このソサエティの存在を知る方、
口にする方も増えたが、
2000年当初は、殆どの方が知らなかった。
私自身も存在は知っていたが、
購入方法が解らなかった。
故に幻に近い存在だった。
が、その後、大挙として、
流れ込み、蒸留所名を覚える事、
香り、味わいを覚える事に、
追われ続け、ソサエティの事は、
長らく忘れていた。
まあ、まだ自分には早いと、
思っていた。蒸留所の名前も解らない、
ウイスキー等と、が、今となっては、
色々と飲んでみたいと思う、
そして、これが今回の一本なのだが、
かなり貴重な物のようだ。
蒸留所名は,勿論番号になっている。
で、これが、150・1と言う記載が、
これは、記念すべき150番目の蒸留所で、
その樽の、一番目、NO 1と言う事なのだが、
やはり、どこの蒸留所か解らないが、
しかも、樽がライウイスキー、
想像が出来るような、
全く解らないような、
まあ、固定観念を持たずなので、
しかし、ケイスケ君は、
どこまでも幸運な男である。
竹鶴正孝氏のような、
このソサエティの会員の方と、
出会い、同行させて貰い、
記念すべき150番目の、
一本目のウイスキーに出会えるとは、
まあ、彼の勤勉で、誠実で、
熱心な態度と、人を思いやる心が、
皆に愛されるのだろう、
兎に角、前向きでポジティブで、
弱音や愚痴など、彼の口から、
聞いた事が無い、今回も、
情報量が多いのでと、
電話で、あれこれ説明してくれた。
が、申し訳ない、あまりの情報量の多さに、
私が覚えきれていない・・・
しかし、ウイスキーが、凄い速さで、
今も、先に、先に動いている事は、
良く解り、実感としても掴めて来た。
故に、立ち止まらず、
過去の物と、今の物を区別し、整理し、
何より、固定観念にとらわれずである。