黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 スコットランドだより 99 キャンベルタウン編 1

さあ!キャンベルタウンに入った。

スコットランドハイランダーインで、

働く、ケイスケ君だが、キャンベルタウンと言えば、

忘れてはいけない、人がいる。

このホテル、何だか解りますか?

キャンベルタウンには、以前、

ヘーゼルバーンと言う、蒸留所があったが、

今は、スプリングバンクから、

 

商品名として発売され、

蒸留所自体は無いのだが、

その蒸留所こそが、日本のウイスキーの父、

竹鶴政孝氏が学んだ蒸留所である。

 

その時に、泊まったホテルが、

ここなのだが、数年前に、

閉鎖されたようだ。誠に残念である。

竹鶴氏は、他にもロングモーンでも、

 

一週間ほど学んでいるが、

その時の事がNHKの朝ドラ「マッサン」に、

描かれていたが、あのドラマで、

一番、腑に落ちなかったシーンが、

 

マッサンが、雨の中土下座して頼み込むが、

史実では、ロングモーンの所長は、

快く、快諾してくれている。

ドラマ的には、そういう表現の方が、

 

良いだろうが、それでは、スコットランド人、

いや、ケルト文化に対する。

冒涜のようにしか見えなかった。

そんなに、心の狭い民族では無い、

 

現に、スコットランドに居る。

ケイスケ君にも、多くの方が、

手を差し伸べてくれている事は、

度々、報告を受けている。

 

きっと、竹鶴氏も、ここキャンベルタウンでも、

多くの方に、支えらたと思う、

ウイスキー造りを、本格的に学んだのも、

ヘンゼルバーンであり、

 

言わば、キャンベルタウンが、

日本のウイスキーの原点だろう、

では、そのキャンベルタウンの扉を、

開けよう!まずは、グレンスコシア、

2021年サンフランシスコ ワールド
スピリッツ コンペティションで、

「ダブルゴールド」「ゴールド」

「シルバー」「ブロンズ」と表彰されるが、

 

この「ダブルゴールド」を、

3年連続受賞すると「プラチナゴールド」が、

与えられるのだが、「グレンスコシア 25年」が、

その栄光に輝いている。

正に、栄光の回復である。

以前、キャンベルタウンには、

蒸留所が30近くあり、

ひしめき合っていたが、

 

禁酒法時代のアメリカに、

密輸で、粗悪なウイスキーを流し、

悪評が広がり、次々と蒸留所が消え、

1934年には、このグレンスコシアと、

 

スプリングバンクだけとなった。

2004年には、キルケランの、

グレンガイル蒸留所が、

スプリングバンクのオーナーにより、

 

80年振りに復活している。

過去の栄光を復活させるために、

キャンベルタウンは、

頑張っている。

 

又、このグレンスコシアだが、

「ブリニー」「塩辛い」と、

されるが、以前、この「ブリニー」が、

解らないと、聞かれたが、

 

これは「塩辛い」では無く「潮辛い」で、

食塩を思い浮かべると、

少し外れる。あくまで海産物に付いている。

潮辛さだが、ブルーチーズの、

 

ロックホール等の塩辛さ等にも、

似ているように思う、

と、余談は良いので、

では中に入りましょう!

と、中に入った所で、

そろそろ、時間となりました。

買い物ががありますので、

今日は、この辺りで、続きは又、明日!