黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 スコットランドだより 31 ファミリーウイスキー 後編

少し蒸留棟で、解らない事があったが、

スコットランドはクライゲラキ、

ハイランダーインで働く、

当店の若き常連氏ケイスケ君が、

 

いきなり音信不通に・・・いや連絡は、

忙しくても、必ず返信があるのだが、

全くない、直感で何か大変な事が、

起こったのでは?と、思ったら、予感的中、

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先週の金曜日から、土曜日まで、

クライゲラキを襲ったのは、

大規模停電、全く電気が使えず、

夜も、暖房無しで、震えながら、

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過ごしたようだ。その後も、

何度か、連絡を入れたが、

まだ混乱していたようで、

なかなか返信が来ない、

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日曜日の遅くに、やっと繋がるようになった。

原因は強風のようだが、詳しくは解らない、

まあ、兎に角、何事も無く、

無事で良かった。

 

ではでは、こちらはいつもの如く、

最終章に向かいましょう、

グレンファークラスのビジターセンター

テイスティングルームへ

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何だこの建物、中国?

いや、日本の五重塔のような、

感じにも見える。

屋根の上に、相輪のような物もある。

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ポットスチル型の椅子は、

何度かネットや本で見掛けたが、

実に、お洒落である。

しかし、この中のボトル一体幾らするのか、

 

が、ファークラスは、

なかなか値上げせずに、

頑張ってくれている蒸留所だが、

いや、もう既に充分なのかも、

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これは、もう宮殿では無いのか、

と、思えるような豪華さ、

こんなBARがあれば、一体幾ら取られるかと、

心配になる・・・なので、値段を、

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ポンドなので、150円ぐらいを、
掛ければ、値段が・・・って、

1954年で、9.000ポンド、

約¥1.350.000-

 

まあ、特別なファミリーカスクなので、

最後に、このグレンファークラスだが、

昨日も書いたが、ピート(泥炭)を、

炊き込んでいない、ノンピートなので、

 

ピート香を感じない、その上、

シェリー樽によるシェリーの香りが吹き上がる。

色んなウイスキーを飲むと、

大体がピートの香りがあり、それが刷り込まれる。

 

一方、ノンピートは少ないので、たまに飲むと、

パブロフの条件反射的な事が起こる。

ピートの香り探し無いので、違和感を感じ、

頭の中で。???が起こる。

 

ピートが無く、シェリー香が上がれば、

香に締まりが無く、ぼやけたように錯覚するが、

それが、本来の香りであり、

グレンファークラスであると言う事を、

 

お忘れなく、ノンピートが主になれば、

逆にピート香が違和感となるはずである。

さあ、これで、レッド・ドアとお別れです。

次は、どこの蒸留所でしょうか?

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※現在、ファークラスは、

8年と18年ですが、15年の旧ボトルが、

在庫であります。が、棚に入りきらないので、

今のところは、発売は未定です。

 

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