黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 スコットランドだより 23 お城の敷地で 前編

いや、快調に飛ばす、エンジン全開の、

蒸留所巡り、いや若いって凄いですね、

と、言う私も、この歳には、

何時間も、海に入り波に揉まれていた。

 

が、流石に老いた。画像の編集に、

追わて、目が回る。

又、こんな時に限って、手間の掛かる依頼を、

安請け合いしていまい、かなり追い込まれている。

 

が、頑張ろう、さあ、次はどこのか、

えっ!・・・そこ・・・

いや、まあメジャーな所に行ってもだが、

これは、かなりマニアックだが貴重な資料だ。

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これ、もう何から書いたら良いのか、

情報が多過ぎて、整理が出来ない、

まあ、頭が高い、お殿様の登場である。

バリンダロッホとは、地名で、

 

バリンダロッホ城と言う、

お城があるが、その城主であり、領主、

地主のマクファーソン・グラント家が、

そのお城の敷地内に2014年に、

 

オープンさせた蒸留所である。

が、混同してはいけないのが、

ボトラーズから、以前、

グレンファークラスを、

 

このバリンダロッホと言う名で、

リリースしていた事があるが、

この蒸留所が出来てからは、

その名での販売は無理だと思う、

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凄い石積みの壁、財力が伺える。

まあ、城主、日本で言う、

お殿様なのだから、当然だろう、

さあ、ここからは、ウイスキーマニア必見!

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まずは、ウェアハウスだが、

タンネージ式のようだが、

床は土間では無く、コンクリートのようだ。

では、蒸留棟の方へ、

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これは粉砕機、モルトミル、

麦芽を粉砕する。コーヒーミルの大きな物、

と、言えば解りやすいだろう、

そして、粉砕したモルトを、マッシュタンへ、

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簡単に言えば、それをマッシュタン(糖化槽)で、

熱湯を加え、混ぜ合わせると、ワート(ウォート)と、

呼ばれる麦汁が出来る。それにイースト菌を、

加えれば、発酵が始まる。

 

その発酵を発酵槽で待つのだが、

この蒸留所は、なんと92時間も掛けて、

発酵させるようだ。

普通は48時間~60時間、

 

兎に角、蒸留所では作り手の拘りが、

全身で感じられるようだ。

画像からも、そういう雰囲気は、

確かに、感じられる。

 

しかし、この蒸留所、

流石に城主様の経営であると、

言う事が解る理由が、それはこの次に、

紹介いたします。では又!

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