黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 そもそも論

あれ?台風は・・・

下に落ちている。

故に、大阪は晴天、

では、今日も頑張ろう!

 

で、ウイスキーの味が解らない、

と、言う方がまだまだ多いが、

そういう方の飲み方を見ると、

夏の暑い日に、キンキンに冷えた。

 

ビールを飲むような、

いや、うどんをすするような、

いや、ラーメンを、

いや、どちらでもいいのだが、

 

これが、そもそもの間違いなのだが、

こういう事を言うと、

怒鳴られそうなので、

じっと見ている。

 

酔えたらええんじゃ!

と、言われそうで、

が、人間には機能がある。

目は物を見る。

 

耳は音を聞く、

で、舌は味を確かめる。

のだが、舌の表面には、

味覚地図と言う物がある。

 

と、若い頃に勉強したが、

それは、もう昔の話のようで、

近年、少し解釈が変わり、

味蕾(みらい)と言う、舌の表面の、

 

ザラザラした部分で、

人間には10,000個程あるらしい、

それで、味覚を感知すると、

言う風になっている。

 

昔は、先端は甘味、

奥は苦み等と分かれる。

故に舌の上で転がすように、

と、言う表現は、この事を意味する。

 

のだが、この味蕾で感知すると、

言う事であっても、

舌の上で転がすは、間違いでは、

無いだろう、

 

ウイスキーは、その液体の中に、

甘味、塩味、苦味、酸味等を、

含んでいる。

故に一気に飲み込むと、

 

舌の味を感知する部分を、

通過し、一気に喉まで行ってしまう、

故に、解らないのだと思う、

私の場合は、初めての物は、

 

一度飲むと、舌の奥まで流し、

先端に戻し、もう一度奥に流し、

飲み込んでいる。

と、様々な味を感じる事が出来る。

 

ウイスキーに詳しい方は、

確かに、口の中での、

滞在時間が長い、

一気に飲み込む人はいない、

 

そういう方は、味わいでは無く、

喉越しを楽しんでいるのだと思う、

私は、この事を、

実は、子供の時から、

 

今は亡き父に教わり、知っていた。

どこで覚えて来たのか、

父は、しきりにウイスキーや、

お酒は舌の上で転がすと、

 

言っていたので、大人になっても、

自然と、そう言う物だと思っていた。

しかし、今更ながら、

思うが、裕福では無かったが、

 

父は、情報の少ない時代に、

やたらと、飲み物、食べ物に、

詳しかった。不思議だ・・・

まあ、ウイスキーの味が、

 

解らないと言う貴方、

騙されたと思って、

一度試されては、如何ですか?

父が言ってましたよ、

 

ゆっくり、じっくり、

舌の上でころがすように、

味わないと造った人に、

申し訳ないと・・・

 

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