偏見や先入観、固定観念を持つと、
ウイスキーの世界は極端に、
狭くなると言う事を、
書いてきたが、違う事で気になる事が、
このアムルットだが、蒸留所の標高が、
世界で一番高いと言う、
スコットランドでは、この前少し書いた、
ダルウィニー蒸留所が一番高く326m
意外と知られていないが、
サントリー白州はそれより高く、
700m、アムルットは、
914mなのだが、
2004年に設立された。
ストラナハン蒸留所は、
マイル ハイ シティーにあり、
標高は1600m、なのでウイスキーの、
蒸留所としては、世界一のはずなのだが、
アムルットが世界一と言うのを、
未だに良く見かけるのが、謎だ・・・
この高さになると、自然と減圧蒸留となる。
気圧が低くなれば、沸点が変わるので、
温度を下げ、調整するのだが、
蒸留器の中の気圧を下げて行うのが、
普通の減圧蒸留だが、ここは標高が高いので、
自然とそうなると言う事である。
モルト100%の二回蒸留、
そして、オレゴン州でも、
クリア・クリーク蒸留所、
偏見と先入観と固定観念の前では、
どうにもならない、大きな壁である。
アメリカも次々と蒸留所が出来、
ニュージーランド、オーストラリア、
韓国、もう覚えられないぐらい増え、
勿論、日本も、あちらこちらに、
蒸留所が誕生している。
まるで、毎日が、
ウイスキーのお祭りのような状態、
こんな状況の中でも、
歴史が無い=不味いと言うような、
最悪の固定観念では勿体ないと思う、
いつまでも、山崎、マッカランでは無い、
大変な時代に突入している。
特に大阪人は損をしたくない、
と、言う意識が強い、
これが、シングルモルトの普及の大きな足枷である。
が、それでは新しい扉は開かれない、
自分自身も成長しない、
ウイスキーを愉しむには、
タダでは無理で、当然だがお金が掛かる。
が、色んな物を飲み、色んな事を知れば、
一杯の味わいは、どんどん変わって来る。
自分のレベルを上げ、一杯の価値を上げる為には、
自身の努力は勿論だが、投資が必要である。
損して得取れと言う言葉もあります。
新しいウイスキー挑戦しませんか?