ついに、やりよった・・・
やってみなはれ(鳥井さんの口癖)
では無く、サントリーさんの新ブランド、
「知多」
新ブランドと言っても、
70年代からある歴史ある蒸留所なのだ。
愛知県は知多半島にある。
連続式蒸留機を持つ、
「知多蒸留所」
グレーンウイスキーが日々大量に造られている。
ウイスキーを説明する時、
このグレーンウイスキーで、
殆どの方が迷子になり、
目が点になり、もう前には進めなくなる。
で、諦める・・・
よく聞かれる。
「え、ウイスキーって全部山崎で造ってるんでしょ」
そんな訳は無い、
しかし、サントリーさんが、
山崎や白州しか見せないので、
そうなる事は必然で、
別にサントリーさんが悪くは無い、
の、サントリー商法、
勘違いしたのはお客さんの方で、
騙した訳では無い、
と、言う事、
ウイスキーは大きく分けて、
グレーンウイスキー、
ブレンディドウイスキーがある。
この中で目にするのは、
シングルモルトとブレンディドウイスキー、
シングルモルト+グレーンウイスキー=
ブレンディドウイスキーとなる。
ニッカさんにはピュアモルトがある。
バッティングモルト、
世界のウイスキーの9割は、
このブレンディドウイスキーなのだから、
山崎で全てのサントリーのウイスキーをまかなえる訳が無い、
まあ、それは良いのだが、
この蒸留所見学が、又厄介で、
「この前、山崎の蒸留所行って来たから、
もう、ウイスキーは解ったわ」
「・・・・」
「マスターも行ったらええねん、
よう解るでぇ」
「へぇ、そうですか・・・」
そっとしておこう・・・
そのグレーンウイスキーなのだが、
まあ、これからはどうなるかは解らないが、
今までは殆ど公開しなかった。
秘密の蒸留所、
何故ならイメージが悪い、
完全なる近代工場、
見ますか?
これ!
主体は米国産のとうもろこし、
故にこの地が輸入に便利なのだ。
まあ、こんな工場を見せられても、
今夜はウイスキー!
とは、ならないだろう、
とうもろこしが主成分なら、
バーボンウイスキーなのか?
では無い、簡単に説明すれば、
バーボンにはバーボン法と言う明確な法律があり、
様々な決め事がある。
に対してグレーンウイスキーには明確な定義すらない、
山崎や白州は単式蒸留器の手作り、
クラフトウイスキー、
故に大量生産が出来ない、
そこで大量生産出来るグレーンウイスキーが必要なのだ。
そのグレーンウイスキーを単体の物として発売したのが、
それがこれ「知多」なのだ。
解りました?ん?
う~ん、
山崎はシングルモルトなので、
このグレーンウイスキーは必要無いが、
ブレンディドウイスキーの、
「角」や「オールド」「ホワイト」
「響」にはこのグレーンウイスキーが必要となり、
簡単に言えば値段の違いは、
このグレーンウイスキーの含有量、
グレーンウイスキーが多ければ、
値段は安くなる。
どれがどれだけ含んでいるか、
それは企業秘密と言う、
実に良い言葉がある。
してこの「知多蒸留所」
冒頭で70年代からあると書いた。
ならば、その70年代以前は、
どこで「白札」現「ホワイト」等に入れる。
グレーンウイスキーを造っていたのか?
と、言う事になる。
では、見て頂こう、
丁度真ん中辺りだが、
山崎原酒と大阪工場製スピリッツを混和と書いてある。
大正時代のお話で、
昭和3年、混和は始まる。
どこで?それは大阪は港区、私の家のすぐ傍にある。
サントリー大阪工場、
今でもアルコール(スピリッツ)は製造されている。
今日はこの辺で、
又、説明します・・・
最後の蒸留所を見に行ってウイスキーが解るなら、
私に苦労の二文字は無い、
もう一度言いましょうか、
蒸留所を・・・
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