黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

海岸通りギャラリー CASO


この建物を御存じだろうか?
これは大阪は港区にある「海岸通ギャラリー CASO」である。
CASOとはコンなんちゃらアート スペース 大阪の略
(いいかげんな話だ)で
「かそ」と読む住友倉庫が2000年9月に古い倉庫を改装しオープンした。
当店のオープン時とほぼ同時期だ。
色々な芸術家達が様々な作品を展示している。
最初は何かよくわからずに入ったが今では長年通っている。
だが残念なのはいつも人がいない興味が無いのか知らないのか、
私も何人かは連れてきたが一人も喜ばなかった。
案の定今日も近所のおばちゃんが一人だけだった。
無料(有料の時もあるかもしれない)
で生の芸術と対面出来るいい機会なのにもったいない事だ。
何週間かで展示内容は変わるのだが、
今日は中でも「はかいのための芸術」というタイトルの
「平平 平平」氏の作品だ。
部屋を一歩入るとガムテープだらけでぐちゃぐちゃになっていた。
てっきり製作過程だと思いきや完成らしい、、、、
凄まじい量のガムテープだもったいない片づけも大変だろう、
後で解かったんだがどうも気に入らなければ引きちぎり壊してもいいらしい、
物足らなければ増やしてもいいらしいのだが、
中に入るのも嫌だったうちの娘の部屋より汚い、
この「平平 平平」氏は「ひらだいら ひっぺい」と読むらしいが、
作品も名前も世間を舐めているところがいい
彼のテーマは壊せる作品でどうも自分の狂気を発散しているらしい、
調べると若干24歳の若者だった。
まあ一度見て欲しいものだ8月の29日までは公開している。
そこには恐ろしく自由な空間がある。
別の部屋には「ガンダム」に登場する
「ザク」のようなフィギヤが多数展示してあった。
ロケットランチャーが哺乳瓶になっていた。
こちらも興味深いがいつも思うんだが
やったもん勝ちのような感じもするが、
それがオリジナリティーなんだろう、
2Fには芸術に関する書籍が沢山あり自由に読める。
ここで私は知識のチャージをしているのだ。いやはや毎回驚かされる。
ここの楽しみ方は解かろうと思えばしんどくなるので
「へぇ〜」って感じでいいのだ。
テーマさえ解かればいい芸術と落書きの違いはテーマがあるか無いかだ。
もう一つ面白いのがここを借りて展示するのが
一週間単位なのだがめちゃめちゃ金額が高いのだ。
そんなにお金をかけて、、、、が面白いじゃないか
私はそういうお金の使い方は好きだ。
場所は大正区側から「なみはや大橋」を越えて
少し行った左側だ。私の自宅からは5分で行ける。
住所は港区海岸通2丁目7-23だ。
朝11時〜夜7時までで月曜日が休みだ。
是非この夏「平平 平平」氏の作品に出会って欲しいものだ。
ある意味映画「アバター
より衝撃的かもしれない、、、、
行けない人はこれだ! http://www.cwo.zaq.ne.jp/caso/