いや〜ビックリした。
TVで観たのだが、こりゃ〜なんじゃ〜
というような、作品なのだが、世界観が凄い、
宮沢賢治のような世界観なのだが、
それに70年代のナンセンスギャグが混ざり、
あげくオチはドリフだった。子供の映画と思っていたが、
違った。大人が充分楽しめる。しかも泣ける
圧巻は日本のアニメの技術だ。
斬新な設定だが、違和感が無い、
しかも役者さんが凄い、はまりにはまっている。
土屋アンナさんは好演だった。
誰が誰なのかも解らない、メイクなのだ。
特に妻夫木聡君は、後で調べて解った程、
気付かなかった。
原作は「ガマ王子対ザリガニ魔人」という
舞台らしいが、観てみたくなった。
この手の作品で、
「アリス・イン・ワンダーランド」や
「Drパルナサスの鏡」どちらも観たが
どちらもファンダジーなのだが、力を入れて観ていた。
それがこの作品には無かった。
日本の映画であると言う事は考えられるが、
それだけでは無いのだろうが、
自然体で観れる。
いや〜実に愉快で、涙の出る映画なのだ。
阿部サダヲ氏の熱演にも注目なのだが、
上川隆也氏にも気付かないかもしれない、
CGアニメを含んだ日本映画をナメてはいけない、
反省なのだ。
機会があれば是非観て頂きたい作品だ。
馬鹿馬鹿しさを芸術の粋まで高めている。
凄い!