前回の続きを書こう、
こう言う事を書くと、
独走状態になるのだが、
許して戴きたい・・・
松本零士氏の父親は、
戦後、アメリカ軍から、
大金でスカウトが来る。
何故か、それは松本氏の父親は「神風特攻隊」等の、
パイロットを育成する教官だった。
当時、アメリカ軍には、その教官が少なかったからだ。
しかし父はこう言ったらしい、
「NO!」と、自分は多くの若者を死に追いやった。
今更、アメリカ軍に協力しては、申し訳が立たないと、
しかし、胸のすくような話だ。
が、しかし、それから松本氏の極貧生活が始まる。
のちにこの経験が作品に繋がるのだが、
もし、父がアメリカ軍に協力していれば、裕福な生活だっただろうが、
そうなれば、松本氏が漫画家になっていたか、どうかは解らない、
そして、父と母は僅かな野菜を作り、
それを売り歩く、ここなのだが、
実は宮沢賢治も同じような事をしている。
賢治は西洋の野菜を作り、
売り歩くのだが、当時、そんな野菜は見た事が無い人が多く、
売れなかったようだが、
ここで松本氏の父と宮沢賢治が重なる。
そして、作品のテーマなのだが、
松本氏は「成長」
宮沢賢治は「自己犠牲」
大人になって初めて解った事だが、
松本氏は宮沢賢治に対して少し、修正を加えている。
それは何か、「自己犠牲」だ。
正確には「自己犠牲」の使い方なのだが、
どういう事かと言うと・・・
つづく・・・・
もったいぶらずに書けって、
いやいや、私とて、少々都合がありますので、
今日は、この辺で、すいません・・・