黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 スコットランドだより 135 天使の分け前再び 3

パソコン、今では欠かせない物に、

なって来ている。

確かにこれがあれば、

熟練工の長年の勘のような物も、

 

必要なくなるかもだが、

寂しい話のようにも思う、

シングルモルトウイスキーが、

なかなか普及せず、

 

まずはブレンディドウイスキーが、

世の中に出回ったのは、

品質の安定である。

去年と今年では味わいが違うでは、

 

話しにならないのだが、

今の世になっては、私はそれで良いと思う、

毎年、違う味の方が面白い、

まあ、そういう意味で、

 

造り手も、樽を変えたり、

樽を重ねたりと、手を変え品を変え、

ドンドン新作を出して来る。

いつまでも「これは、こんな味だったか?」等と、

 

言っている方が、既に変な人に、

なっている。シングルモルト

いや、ウイスキーは年代で味わいや、

香りが変わる事は、既に常識である。

 

まあ、確かに中には、

不動の物もあるのだが、

それは、やはり称賛に価するだろう、

それでは、続きを、

典型的なダンネージ式、

天井が低く、床も土間のようだ。

ここで、今回の気になる点を、

発見したようだ。

小さな字を良く見ると、

ジムビームと書いている。

良く、バーボンバレルと言われるが、

銘柄は?と、前々から気になっていた。

 

確かに、バーボンは味わいの違いは、

シングルモルト程では無いが、

厳密には、全て味わいが違う、

これからは、そういう銘柄の、

 

表記も出て来るかもだ。

例えば、メーカーズマークバレルとか、

これは、アメリカでは樽はバレル、

イギリス、スコットランドではカスク

 

国によって、呼び名が違い、

法律も違う、日本も日本の、

法律の中で、ウイスキーは造られている。

なので、全てが全く同じではない、

いつも思うのだが、ティスティング、

試飲なのだが、量が多いような気がする。

しかし、見た所、25年が開封直後のようだ。

この長期熟成クラスになると、

 

確実に、しかも解りやすく、

経年変化を起こすので、

このボトルの最後の方も、

飲んでみたいだろう、

最後に、このトラックに積まれている物は、

「ドラフ」と言い、簡単に言えば、

ウイスキーの搾りカス、

モルトのカスなのだが、

 

これが農家に運ばれ、家畜の飼料となる。

以前は、そのまま与えられていたが、

最近では「ダークグレイン」と言う、

飼料に加工されてから、

 

与えているようだが、

栄養はあるのかと素朴に疑問に思う、

これ「ドラフ」に関しての、

イオニア的存在が、

 

オルトモアである。バランスの優れた。

シングルモルトではあるが、

如何せん、知名度が低いが、

数年程前から、ネットに書かれるようになり、

 

ご存じの方も、増えたと思うので、

又、機会があれば購入したい、

では、この辺りで、

映画「天使の分け前」の、

 

ロケ地でも有名な、

バルブレア蒸留所とはお別れです。

因みにロケ地はウェアハウスNO4で、

今回の見学はNO3だそうです。

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