キャンベルタウンが続くのだが、
今回は、少し珍しい物をお見せする。
日本のウイスキーの父、
竹鶴政孝氏だが、氏が学んだ蒸留所が、
以前、あったのだが、
名は、ヘーゼルバーン蒸留所、
今は、閉鎖され、スプリングバンクから、
商品名としての、ヘーゼルバーンが発売されている。
のだが、その蒸留所の建物が、
実は、残っているのだが、
今は、ビジネスパーク、オフィスビルとして、
使われているようだ。
少し、中に入ってみる事に、
いや、本来駄目だと思うのだが、
竹鶴氏が、働いていたとなると、
まあ、そうなるだろう、
現役時代の蒸留所の絵や、写真?等が、
飾られている。しかし、良く見ると、
かなり大きな蒸留所だったようだ。
ここで竹鶴氏が、働いていたのか・・・
先人の苦労、偉大さを常に忘れてはいけない、
パイオニアあっての、我々である。
ここで、竹鶴氏がキャンベルタウンで、
修行し、モデルにしている事が良く解るのは、
これは、サントリー山崎蒸留所なのだが、
ここに蒸留所を建設したのは、
あくまで、鳥井信治郎氏の考えで、海が無く、
汽車から、蒸留所が見える等の考えだが、
ニッカの竹鶴氏の場合は、
海に近い場所を選んでいる。
しかも、先端では無く、
海岸が窪んでいる。
これが、ヘイゼルバーン蒸留所の、
跡地なのだが、地形が余市と似ている。
もう少し、解りやすくすると、
この画像を傾けて、並べると、
蒸留所の位置や、海岸のくぼみ方、
実に、良く似ている。
故に私は、竹鶴氏は、
キャンベルタウンモルトを、
日本で、北海道で造ろうと思ったのでは、
と、推測している。
多分、間違ってはいないと思うが、
しかし、跡地が残っている。
ヘイゼルバーン蒸留所だが、
誰か復活させないのだろうか、
日本のウイスキーの原点である。
ニッカさん、どうですか?