黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 81年

蔓延防止措置が、延長になるようだが、

又、憂鬱な日々が続く、

しかし、そんな時でも、

ウイスキーは動き続け、

 

凄い時代になっている。

数十万や、中には、

200万程のウイスキーの案内が、

業者さんから、平気で送られて来るが、

 

買える訳がない、いや、買う訳が無い、

既にウイスキーの値段では無い、

が、限定品のマッカランの60年は、

1億円を超えている。

 

どこまで上がるか。見当も付かない、

既に、12年のシェリカスクでさえ、

1万円を超えて、1万2千円程に、

なって来ているが、いや、まだ上がるだろう、

 

と、見込んで、先日多めに購入した。

これ以上高くなれば、

お客さんへの負担が大きくなる。

まあ、90年代の関税が高い時代の、

 

値段に戻ったのだが、

折角、やっとの思いで、

マッカランと言う人も、

増えて来たのに、こんな値段では、

 

又、ウイスキー離れが始まる気がする。

そのマッカランだが、

ロンドンウイスキーショーの時、

ボトラーズ業者のGM社から、

 

80年熟成のマッカラン80年の、

展示があったが、それに気を悪くしたのか、

対抗心を燃やしたのか、

偉い物が出て来た。

オフィシャルのマッカラン81年、

もう意味が解らない、

価格は、9200£なので、

日本円で、約1440万円、

 

いや、おかしい事を言うが、

これは安過ぎる。これ、販売された途端に、

二倍、いや5倍になるのでは、

60年を、遥かに越えているのだから、

 

しかし、60年は確か24本、

こちらは、288本なので、

希少性は60年の方が高い、

因みにオークションで1億2千万程の、

 

値段を出した60年だが、

何かの資料で読んだが、日本に1本あったようだが、

東北の大震災で、駄目になったと、

書かれていたが、地震で割れたのか、

 

津波で流されたのか、

詳細は、解らないが、事実なら、

大変、残念であるが、所有者の方が、

無事だったら良いのだが、

 

まあ、ブランドの宣伝広告で、

別にこれで儲けなくとも、

マッカランは、既に200億円の、

新蒸留所を建てている。

 

しかし、落として割らなければ、

株より安泰なのだから、

投資家の方は、正に喉から手が出るだろう、

いや、まあ大変な時代になりましたね、

このウイスキーを仕込んだ方達は、

既にお亡くなりになられている方も、

多いだろうが、自分が飲めない物を仕込む、

これは、ケルト人の文化が、

 

色濃く出ていると思う、

霊魂は不滅で、転生する言う、

値段の事は兎も角、

浪漫には満ち溢れている。

 

が、そこはマッカラン

流石の粋な計らい、

いや、ここはサントリーマッカランと、

言っておこう、1986年にサントリーさんが、

 

株の25%を取得している。

なんと、この高価なボトルを、

マッカランの繁栄を支えた関係者及び、

その当時の労働者達に、

 

贈られると言う、

えっ!1940年の労働者の方が、

生きているなら、100歳を超えてないか、

もしかすると、そのご子息の方へなのか、

 

いや、まあ、どちらにしても太っ腹で、

良い話では無いか、

1940年、第二次大戦中、

労働者の多くが、戦争に取られ、

 

多くの蒸留所が停止する中、

作り続けたマッカランだが、

この「マッカラン・ザ・リーチ」

「リーチ」とは、「広がり」「届く距離」等の、

 

意味の他にも、「Web広告の到達率」

この広告を見た人数等だが、

先にも述べたが、宣伝広告費と、

考えるなら、と、言う事だが、

 

意味深な名前であるが、

サントリーマッカランと、

東洋的に考えると、

もう一つ浮かぶものがある。

 

「立直」(リーチ)

麻雀用語だが、これは単なる立直であり、

この次に、来るのが、役満なのでは・・・

良く見ると、このマッカランのボトルを、

 

支える彫刻の、ブロンズ像だが、

前に二つ、後ろに一つと三本ある。

これは、麻雀の三人打ちを表してる。

まあ、そんなはずが、ある訳が無いのだが・・・

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