黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 元祖シングルモルト 2

駄目だこりゃ・・・お客さんが来る気配すら無い、

暇、カウンター内に小さな蜘蛛の巣発見(笑)

早い時間の一件目だけで終わるようだ。

が、それでも頑張らねば!

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で、グレンフィデックは、現行の12年、

15年、IPAカスク、プロジェクトXXがある。

このXXは、新婚旅行でアイラ島の、

蒸留所巡りに行かれた。

 

当店、常連氏のご夫婦からの、

20周年のプレゼントだ。

いや、しかし新婚旅行で、

アイラ島とは、恐れ入る。

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15年は度数も高く、51%

ノンチルフィルターなので、

かなりワイルドだ。

ノンチルとは、ウイスキーは冷えると、

 

白濁を起こす、それを防ぐための、

冷却濾過の事であるが、

それを、していないと言う事である。

IPAカスクは、インディアペールエール

 

要はビールの樽で熟成、

インディアペールエールとは、

インドが昔、イギリス領だったころ、

インドに住む、イギリス人用に、

 

ペールエールを輸出していたが、

長旅で、痛むので、防腐剤の役目がある。

ポップをふんだんに使ったタイプの、

エールである。

 

プロジェクトXXは20人の、

ウイスキーエキスパートが、

20の樽を選んだ。

なのでXXなのだが、何故か、

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ボトルに指紋が付いているが、

誰の指紋なのか、どういう意味なのか、

一向に解らない、

後は、ミニチュアの10年と、

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60年代流通のラベルと同じだったので、

多分、その辺りだと思うが、

ラベルが古すぎて、落ちてしまった。

これも開封直後は、スモーキーを、

 

確か感じたはずだが、数日前、

少し開けてみると、落ち着いていた。

この薫香、スモーキーだが、

ピート香と、今は、同じようになっているが、

 

もう少しすれば、細分化されるのではと思う、

ピートが持つ、本来の粘土のような香りと、

煙の部分だけの香りは、

基本的には違うと、私は思っている。

 

その煙の部分の香りが、

開封すると、初めに大人しくなると、

経験上、そう思うのだが、

オクトモアが、そうだが、

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258ppm、これはピートの炊き込み量だが、

アードベッグで50ppmなので、

完全なる異常な数値である。

今でも、かなりの薫香を放っているが、

 

これも、開封直後、顔を背けるぐらい、

強烈だった。なので、パラフィルムを、

何重にも巻いた。これも、

巻き方もあるのだろうが、

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経年変化を完全に止める事は、

出来ず、遅くする程度だと思う、

しかし、問題は、これなのだが、

グレンフィデック30年

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       つづく・・・