黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 1L 2

オーバン14年の、リッターボトルの、

オールドボトルだが、調べると、

やはり、免税店用のボトルのようだ。

筒の箱に、クラッシックモルトの、

 

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表記が無ければ、初期の物になり、

蒸溜年が、1976年頃で、

流通が1990年前後、

が、シールだが、

 

クラッシックモルトの、

表記があるので、

それ以降になると思うが、

1990年の中期から、

 

後期辺りでは無いだろうかと、

推測するが、確証は無い、

このリッターボトルの、

初期の物は、なかなかのお値段だが、

 

これは、そうでも無かった。

が、やはり古い物である事は、

確かで、そうなると、

やっぱり・・・不安的中、

 

これは、かなりヤバい・・・

オールドボトルは、

兎に角コルクが心配、必ずボトルを、

横に傾けて、ゆっくりと右、左と、

 

力を掛けて行くのだが、

開封の時に、一度コルクの状態を、

確かめるために、少し力を掛けてみたが、

経験上、ヤバいと言う信号が出ている。

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液高の下がり方から、

とんでもなく古い物とは思えない、

が、オーバンの場合、コルクキャップの上の、

フィルムの下に、もう一枚シールがある。

 

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これが蒸発を阻止しているのではと思う、

ここ数年、私も未開封のボトルの保存には、

このフィルムの切れ目の所まで、

パラフィルムを巻くようにしている。

 

到着してから店で、何度も傾けて、

コルクを濡らしているが、

状態が良くない、それが何故解るか?

それは今まで何度も、

 

痛い目に合っているからである。

保存状態によって、大きく分けて、

濡れ過ぎと、乾き過ぎがあるが、

これは、乾き過ぎの方だ。

 

濡れ過ぎの方が難しく、コルクと、

上の蓋の部分が、外れたり、

最悪の場合、コルク溶けとなるが、

乾き過ぎは傾けて良く濡らし、

 

縦に無理やり抜いたり、

強い力を掛けなければ、コルクと蓋の部分が、

外れたり、コルクが半分辺りで、

ちぎれたりは回避出来る。

 

まあ最悪、コルクキャップコレクションの、

登場となるだろう、

飲み終えたウイスキーのコルクキャップは、

洗って、乾かし、必ず保存が鉄則、

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状態の良い物は、どんなサイズでも、

捨てずに保存、きっと役に立つ時が来る。

しかし、これ、初めに頼まれた方は、

少し、時間が掛かると思います。

 

競馬の予想のようだが、

開封直後、かなり強いピート香を放ち、

味わいは、チェイサーが欲しくなる程の、

塩味の辛みを発すると思うが、

 

さあ、どうなるだろう「家出のすすめ」等の、

著者、作家の「寺山修司」氏が、

競馬ファンは、馬券を買っているのでは無く、

財布の底をはたいて、

 

「自分」を買っていると言ったが、

ウイスキーファンも同じだろう、

予想し、当たれば楽し、

外れても、なお楽し・・・

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ENJOY WHISKY LIFE!

 

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