黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 秋のモルト 2

秋のモルトと、

ベンリアックとグレンドロナックを、

紹介したが、

大御所がまだ居る。

 

エドラダワー10年、

スリムボトル、

もう、残り僅かで、

かなり、抜け感がある。

 

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やはり、幾らパラフィルムを、

巻いて、暗所で保管しても、

経年変化は止められないが、

あくまで、変化であり、

 

その事が吉となる事もあり、

何とも言えないのだが、

このエドラダワーに関しては、

開封後の経年変化より、

 

本来の物の変化が目まぐるしい、

土屋守氏の「モルトウイスキー大全」で、

初めは、「魔法のモルト」と、

評され、その後の改訂版で、

 

パヒュームの強さを指摘されたが、

私の乏しい経験上の話を、

私なりに整理すると、

こうなるのだが確証は無い、

 

Aスリムボトル   → 魔法のモルト

Bダンビーボトル初期→ ココナッツミルク

Cダンビーボトル中期→ パヒューム

Dダンビーボトル後期→ 現在のボトル

 

このB~Dまでの期間が、

かなり短かった。

そして、Cの発売以降から、

樽の違う、様々なアイテムが、

 

登場し、それに気を取られ、

本来のエドラダワーを、

見失い、その時点で、

蒸留所は徹底的に、

 

掃除をしたようで、

それが現在のボトルで、

現在のボトルになると、

朴訥、いや素直なモルトになっていた。

 

そのCになる前の、

ごく短期間に、強烈なココナッツミルクの、

香りを放った時期があったと、

思うのだが、やはり幻想だろうかと、

 

10年程、探し続けているのだが、

で、これでは無いかと、

購入した。ダンビー初期と思われる。

ボトルだが、パヒュームが出ていた・・・

 

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まあ、これは何度も書いたが、

正確なラベルの見分け方も、

無いと思うので、どうにも出来ない、

サーフボードに塗る。

 

SEXワックスや、日焼けをする。

コパトーンのココナッツミルクの、

ような香りだった記憶がある。

が、その次が、確かに洗剤のような、

 

洗剤、パヒューム・・・

と、言えば恐ろしい、

エドラダワーを持っている。

パヒューム香を越え、

 

まさかのパヒューム味・・・

エドラダワー30年、

偶然見つかった1973年の樽?

おいおい、そんな樽が、

 

何故、偶然見つかるのだ。

その時点で闇が深過ぎる。

まあ、違う意味で、

一生忘れられないウイスキーだろう・・・

 

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