黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

秋のモルト 7

前回で、最後にしようと、

思っていた。

秋のモルトの紹介だが、

又もや、トライ&エラーの、

 

エラーをご紹介します。

前回のエドラダワー10年は、

年代や、ロットにより、

香りも味わいも様々なのだが、

 

それは、シングルモルトウイスキーの、

宿命のようなもので、

言い出したらキリが無い、

他の銘柄も多かれ少なかれ、そうである。

 

今日は、その単なる一例を、

前回のエドラダワーと、

一緒に購入した。

このオーバン14年なのだが、

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 西ハイランドなのだが、

南ハイランドのような、

まあ、それは良いのだが、

まずは土屋守氏の、

 

モルト大全、改訂版モルト大全、

と、シングルモルト大全、

まあ、初めはこれを読んで、

勉強したのだが、こう書かれている。

 

まずは、初版で1995年、

味わいなのだが、そこには、

スモーキー、木の幹をかじったような味、

ピーティー潮の味わいを感じると、

 

次が、改訂版で、初版が2002年、

スモーキーだが、スムース、

ピーティーで、潮の味わいを感じる。

スムースと言う言葉が加わった。

 

そして、最後のシングルモルトウィスキー大全、

こちらは、初版が2009年、

スムースで、スィート、

複雑で、コクがある。

 

かすかにピーティーと、なっている。

潮からスィートでは、

真逆なのだが、

これが、私には問題で、

 

この、昔のオーバンの味を、

記憶してしまい、

ブリニー(塩味)を感じると言うのが、

頭から離れず、現在のスィートを、

 

多々、忘れてしまい、飲みたくもなった。

なので、ラベルの見分け方は、

知らないが、液高の高さから、

判断して、かなり前のボトルでは?

 

と、思い購入したが、

確かに、コルクの状況から見て、

古い物である事は確かだが、

飲むと甘い・・・残念・・・

 

かなり、図太くブリニーな、

昔のオーバンでは無かった。

しかし、塩辛いからスィートでは、

何をもってオーバンなのか、

 

と、なると同時に、

テイスティングなのだが、何時の物かが、

当たり前だが、非常に大事だが、

ロットによって変わる物までは、

 

くじ引きだが、開封後の経年変化を、

考えると、いつ開封したかも、

重要な要素である。大幅に変化する物もある。

故に厳密には、

 

同じ銘柄でも、このボトルに、

関しては、と、言う事になるだろう、

良く、私が店で、覚え過ぎても、

大変な事になりますよ、

 

と、言っているのは、

この事である。

現に私は、ここ数年、既に混乱している。

いや、許容量がオーバーしている。

 

記憶力には自信があるが、

その記憶量が半端ではない、

良い訳だが、もう少し若ければ、

なのだが、年数を重ねなければ、

 

ここまでは飲めないし、経験も出来ない、

しかし、次々押し寄せる新商品、

既に、今や恐怖の粋に入っている。

まあ、ブリニーオーバンでは無く、

 

スィートオーバンだが、

その分、秋のモルトとしては、

申し分ないので、たまには、

今夜辺り如何ですか?

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年代で、様々な味わいに変化する。

モルトウイスキーだが、

今まで、勉強した事は、

決して無駄では無いはず・・・かな・・・

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モルトウィスキー大全

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改訂版 モルトウィスキー大全

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  • 作者:土屋 守
  • 発売日: 2002/03/14
  • メディア: 単行本
 

 

 

シングルモルトウィスキー大全

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  • 発売日: 2009/11/25
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