時折、店の前を通る人々の、
装いが、秋の深みを感じさせるが、
そんな季節の移ろいをよそ目に、
私は、相変わらず、
完全に、不確かな記憶に、
憑りつかれ、あれこれと、
あらゆる可能性を模索し、
探し続けている。
長い長い旅のような、
物語のような、ただの執着のような・・・
1990年代に魔法のモルトと、
呼ばれたエドラダワーが、
2000年代に入り、
ダンビー(背の低い)ボトルとなり、
いつの頃からか、
パヒューム(洗剤のような香り)が出だした。
が、その前だったか、
その辺りが曖昧なのだが、
ココナッツミルクのような、
香りを放った時期が、
短期間あったと思うのだが、
これだけ変化するなら、
正確に記録しておけば良かったと、
今では思うのだが、
そして、振り返れば、
あの頃は、まだまだ私も未熟だったので、
もしかしたら、そのパヒュームを、
ココナッツミルクのように、
思ったのか、今となっては、
それも解らないのだが、
そして、何年もその、
ダンビーボトルの、
ココナッツミルクエドラダワーを、
探すが、これと言う、手掛かりが無い、
ラベルに変化が無く、2000年の、
初期や中期、後期の見分けがつかない、
少し前に、同じ輸入業者さんで、
裏にバーコードが、
あるか、無いかではと、
無い物はバーコード導入前かと、
推理し、購入したが、
僅かにパヒュームが出ていた。
これは、多分2000年後期の、
物では無いかと思っているが、
このエドラダワーは、
出荷のロット違い、
特に旧ボトルでは、
そのロット違いで、
かなり違う事があるようで、
たまたまなのだが、
先日、オールドボトルを販売する。
業者さんから、
この記事を書いている時に、
偶然、オフィシャルの、
1990年代の、スリムボトルの案内が来た。
やはり、そうだったかと、
その案内には、4本あったが、
見るからに、
驚くほど、色が違う物もあり、
ボトルごとに品質が違うと、
書かれていた。良質の物も、
そうでは無い物もと、
かなり幅があると、それでは完全に、
くじ引き状態では無いか・・・
が、なら引かないと、当たらない、
しかし、これはエドラダワーに、
限らず、他のウイスキーでも、
これは、ある事なのだが、エドラダワーは、
小規模故か、特に傾向が強いようだ。
で、今回、何度もラベルを、
見ているうちに、
ある事に気付いた。
が、それも、正解かどうかは、
全く不明であるが、
可能性が無いとも、
言えないと思う、
そういう一本を偶然に見つけた。
大手の買い取り業者さんだが、
そんなに、高い価格では無く、
普通に、出品されていた。
さあ、どうなんだろうか?
と、数日、追いかけたが、
一件も入札が入らない、
まあ、こんな事をしているのは、
私ぐらいだろうし、確実性も無い、
が、確かに違う所がある。
これは、左から、2000年後半と、
思われる物と、少し前の物、
と、最近購入した物、
この3本と、今回、見つけた物には、
ラベルに少し違いがある。
何が違うか、貴方は解りますか?
なので、夢を追い、またもや一か八かで購入!
明日に続く・・・