土曜日、相変わらず暇・・・
前半のお客さんが帰り、
今日はもう終わりかと、
思ったら、外国人の青年が、
「何時まですか?」
と、扉を開けて尋ねたので、
一時までですと、答えた。
海外の方にありがちの、
偵察、なのだが、
やかましい店か、静かな店かを、
気にされている。
良く聞かれる質問である。
で、一旦出て行ったが、
暫くして、4人で来られた。
男性3名、女性1名、
で、ジントニック2つ、
モヒート2つ、
相変わらず、スムーズに進む、
何度も言うがBARは万国共通、
カクテルの名さえ、言ってくれれば、
さっと、出せるのだが、
まだまだ、この下町では、
そのオーダーが一番苦労する。
一杯飲んで帰られるかと、
思ったが、一人の男性が、
「日本語では何と言うのか、
解りませんが・・・」
ん?そ、そのマティーニは、
「出来ますか?」
このマティーニは、確かにマニアックだが、
マティーニが作れる店なら、
出来るのだが、
なので、勿論作れるし、
何度も作っている。
これは、ジンの好きな常連氏に、
以前、紹介し、何度か注文されたので、
問題は無い、しかも注意点も解っている。
「大丈夫ですよ」と、
しかし、この前買った。
あの辛いオリーブなら、
良かったのだが、自分で食べてしまった。
なので、スタッフドオリーブで、
しかし、このマティーニを、
自発的に注文されたのは、
初めてで、驚いたが、
このマティーニなら、
タンカレーだろうと、
出すと、
「そう、タンカレー好きです」と、
やっぱり、かなりマニアックだが、
私には、ジャストミートである。
自分でも、何度か飲んだが、
確かにハマる要素はある。
しかし、マティーニと言う、
名前が付いたカクテルだけでも、
300種以上ある。
今は、フルーツマティーニが、
入って来るので、もっとあるだろう、
帰りに、このマティーニは、
知ってる人が少ないでしょうと、
聞くと「はい、知らない方が多いです」と、
まあ、スマホで検索すれば、
解るのだが、しかし、即答できて、
良かった・・・
で、このマティーニ、
日本語で言うなら、
「汚れたマティーニ」となる。
どんなマティーニかって?
それは、今夜にでも、
如何ですか?