ニッカさんの、竹鶴17年、
21年、25年が終売と、
言うニュースが流れ、
転売屋さんの動きが、
慌ただしくなり、
オークションに、かなり、
放出され、飽和状態、
これからジリジリと値を上げるだろう、
が、面白い事に、
竹鶴が無くなるのは、
確かだが、竹鶴は、
商品名で、無くなると言うより、
造れなくなった。
竹鶴を作るための、
原酒、余市や宮城峡が、
原酒不足を起こしているから、
なのだが、その意味合いを、
理解されていない方が多い、
なら、その竹鶴を作るための、
原酒、余市等はより一層、
希少な物になる。
が、それよりも、
余市の全身である。
ピュアモルト北海道、
の、中でも、初期に少しだけ、
発売された。金文字で書かれた。
北海道は、黒文字より、
希少価値が高い、
のだが、それを越える。
希少品がある。
以前も、何度か書いたが、
日本初のシングルモルト表記、
シングルモルト北海道、
サントリーさんの、
山崎は初めは、ピュアモルト表記、
これは多分、日本に初めて、
輸入された。グレンフィディックが、
ピュアモルト表記だった事に、
習ったのだろう、
そのグレンフィディックを、
初めて輸入したのも、
大阪の会社、日食さん、
なのだが、後続の物は、
シングルモルト表記となり、
今は、それが一般的となった。
年配の方なら、解るだろうが、
ビデオのベーターマックスからの、
VHSのような物、
と、現在では、ピュアモルトとなると、
複数のシングルモルトを、
混ぜ、ブレンドした物、
バッティングモルトの意味合いに、
なって来ている。
で、84年に発売された。
山崎はピュアモルト表記、
同年に発売された北海道は、
シングルモルト表記となる。
の、ような話を、
良く店でしていたら、
知人より連絡があり、行くと・・・
そのシングルモルト北海道が鎮座していた。
私も、残りわずかだが、
所有しているが、
人生の中で、数本のベストウイスキーを、
選ぶなら、間違いなく入る逸品、
THEジャパニーズウイスキーである。
で、状態を見て欲しいとの事だったが、
僅かにコルクが浮いていたが、
問題無いだろう、
と、冊子が入っているのだが、
そこにこういう風に書かれている。
で、後続の漢字で書かれた。
北海道は、ピュアモルト表記に、
変わるのだが、現在の余市は、
勿論、シングルモルト表記である。
山崎に歩調を合わせたのか、
はっきりした事は解らないが、
まだまだ混沌とした時代だったのだろう、
しかし、竹鶴政孝氏は、
シングルモルト北海道が発売される。
数年前にお亡くなりになられているが、
12年を逆算すると、生前に造られ、
熟成と言う眠りについていた。
その竹鶴氏の、情熱と言う、竹鶴魂が、
注ぎ込まれた一本が、
シングルモルト北海道である事は、
飲めば、解る・・・が、高い・・・