樹木希林さんに続き、
又、日本を代表する。
大女優、市原悦子さんが、
旅立たれた。
その分、若い女優さんが、
羽ばたかれているが、
寂しい思いは、
払拭されない、
市原さんと言えば、
と、なるが、
いやいや、違う、
幼き日の私に、強烈なインパクトを、
与えたドラマがある。
が、多分、私が文章で書いても、
全く伝わらないだろう、
観た事の無い方には、
想像を遥かに超越する。
その名を、
数々ある。必殺シリーズの中でも、
異色作であり、異端児的な、
作品である。
木枯らし紋次郎の、
中村敦夫さんが、主人公なのだが、
当時の、カルトブーム、
多分、ユリゲラー等の影響で、
超常現象、超能力、
呪い、神がかり的な物を、
題材にしているのだが、
兎に角、主人公が、
走る、走る。
そして、飛ぶ、
そういうシーンが多様されていたが、
ほぼ、乱用に近い、
殺し方も、恐ろしく、
旗のような物が付いた。
木の枝の先が尖っていて、
それで、刺す・・・
共演の和田アキ子さんは、
もっと凄まじく、
相手を殴り殺すは、
怪力で、人間を折りたたむは、
やりたい放題、
その中の一人が、
市原さんだったが、
その名も、おばさん、
そのままなのだが、
道で、ブツブツと、
独り言を言う、
それに、釣られて標的が近寄ると、
いきなり、匕首、短刀なのだが、
で、刺す・・・
後に悪態を浴びせる。
正に非道、
しかし、おばさんが、
いきなり人を刺す、
あまりにも恐すぎる。
故に、今でも思い出し、
私的には、市原さんと言えば、
と、なっている。
しかし、今の時代では、
考えられないドラマであり、
必殺のシリーズでも、
考えられない作品である。
しかし、そのおばさん、
元々、殺し屋だったようで、
その正体を、息子に知られ、
ショックで記憶を無くして、
いたのだが、最終話で、
記憶が蘇るのだが、
その息子を代わりに育ててくれた。
そば屋の夫婦の危機に、
立ち上がり、非業の死を遂げる。
凄まじい最期だったと記憶している。
残念である。個人的には、
おばさんから、おばあさんに、
なった必殺ドラマが、
観たかったのだが・・・
ご冥福を、
心よりお祈りいたします。