昨年、海底に眠る。
巨大戦艦「武蔵」が見つかった。
これは、確かに凄い事で、
捜査設備にどれだけ投資されたのか、
計り知れない、
世界的な資産家ならではの、
離れ技だと私は思う、
そして、それが「ありがとう」なのか?
そういう問いがこのドラマにはあった。
津川雅彦氏が演じる元乗組員、
その津川氏を尋ねる旅に出る。
元乗組員の妻と、孫娘、
偶然にその場に居合わす青年、
舞台は四国、
お遍路さん、実に美しい景色だった。
食堂で「武蔵」発見のニュースが流れる。
しかし、津川雅彦氏演じる元乗組員は、
「嘘だ!武蔵は沈んで無い」と、
呟く・・・
確かにそうだ沈んで無い、
いや、沈んだのだが、
沈んで無いと思いたいのだ。
私も十数年前、
親友を海の事故で亡くした。
船は転覆し、数か月後、
遺体で発見された。
お通夜も、お葬式も行ったが、
お墓に参った事が無い、
私も信じたくないのだ。
それは、今も同じ、
友は沈んでない・・・
墓石に刻まれた名前を見たくは無い、
臆病なのかも知れない、
諦めが悪いのかも知れない、
いや、足掻いていると言う方が、正しいのかも、
そして又、友が海から帰って来るかも知れないと、
今夜も店の灯りを付けよう、
この町でBARを知らない人達に、怒鳴られ、馬鹿にされ、
何をされようが、今まで挫けなかったのは、
この支えがあったこそ、
帰って来る・・・
沈んで無い・・・
そう思いたい・・・
遠い昔、その友に聞いた話だが、
劇中に出て来る。
四国八十八か所、その一つのお寺と関係があり、
子供の時、よく泊まりに行ったと、
今となっては、何と言う名前のお寺だったか、
思い出せないが、
いつかは行ってみたい、
全て回れば、その中にあるはずだから・・・
最後に、ドラマのエンディング、
ワンダイ「ワン・ダイレクション」の曲が流れていたが、
私の頭の中では、
この曲が流れていた。
The Beatles - Don't Let Me Down
↓ 読んだらクリックお願いします!