天神祭りで「泥の河」を思い出して、
子供の時のお祭りの出来事を思い出して、
懐かしい街並みも思い出した。
昭和40年代、
私の町「大正区」は、
決して裕福とは言えない、
そんな町だった。
しかし、父も母も、
そう思わせないように、
必死に偽装してくれたのだろう、
しかし、高度成長期、
鉄鋼関係の会社の勢いが良かった時期、
町が変わり始めた。
映画館がそこらじゅうにあり、
ボーリング場、
レストラン等、
色んな店が次々と現れた。
家の近くにも、
真っ白なコック服を着た人が、
せっせと働くレストランがあった。
ガラス張りの確か讃岐うどんだったと思うのだが、
手打ちをする所を見せてくれていた。
夜に街の灯りが、
商店街も人、人、人、
そういう時代がこの町にもあった。
50代以上の方なら、お解りだろう、
私はその時を知っている。
故にこの町が、安い、安いだけの二束三文の町とは思わない、
色んな方達の努力で、
今はかなり豊かになっているはず、
生活保護でもそれなりに暮らせる。にも関わらず、
「まけろ!まけろ!高い!高い!」
情けない話だ・・・
自分達で、自分達の街を、
安物の街にしている。
私はそう思っていないから、
ここでこうして頑張っている。
安い物を血眼になって探さずに、
少しは良い物を味わい、
心を豊かに、私はそう思うのだが、
しかしその底上げをするには、
私には力不足だ。
これからの若い世代に、
その思いが少しでも伝わり、
若い力で押し上げて頂ける事を、
心から願う・・・
「こんな店、大正区でやってもすぐ潰れるわ!」
と、この町のおじさん何十人に言われたが、
当店はこの夏、16年目を迎える。
16年はすぐなのか?
誰か一人でも、謝りに来ないのか?
自分の非を認めない限り、あなたはずっとそのままなのだが・・・
爆!
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