黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

父の日だった・・・

先週の土曜日だった。
よく解らないおじさんが二人、
我が町に沖縄を感じに来たようだが、
この人達は、


どうも町全体が沖縄のお店のように思って、
やって来たようだ。
で、かなりご立腹・・・
これは、雑誌、TVの影響、
いや、悪影響、


大正区=沖縄では無い、
私は10数年、それを言い続けている。
で、何故か反感を買っているのだが、
違うものは違う、
それはオーバートークだ。


「リトル沖縄」と言えば、
やはり知らない人は、
「横浜中華街」や「リトル東京」を連想する。
沖縄のお店は少なくは無いが、
それが一ヶ所に集まっているのではなく、


点在しているので、
移動に、バスやタクシーを使わなければ、
いけない、それが正確な表現だ。


確かにこういう人達が10数年、
後を絶たない、ネット等に無縁な、
おじさん達に多い、
まずは、どこかの店で情報を貰う事をお薦めする。


そんな中、うら若き乙女が、
案の定、おじさん達の餌食に・・・
こういうおじさん達は、
飲み屋にいる女性は、
全てホステスさんと思うようだが、
違う・・・


「非難して来ます」
と、一度店を出て行った。
申し訳ない、

当店に女性客が来ないのは、
そういう事だ。


暫くして戻って来た。
おじさん達は散々絡んで帰って行った後だった。
それから飲み直し、

まあ、このお嬢さん、
初めて来た時は、
ほんとにあどけない少女だったのだが、


3年、すっかり女性になった。
そして、この3年間で彼女が覚えた。
カクテルの数は、
10年通う常連氏より、
多いだろう、
何故なら、彼女は恐ろしく強いのだ。


そして、帰り際、
私に何かをくれた。
ん?何だろう、


「明日は来れませんから」
ん?明日・・・


営業が終わり、
一人店で、包装を剥がすと、
中から・・・
驚いた。
宮沢賢治」・・・

私の愛読書「宮沢賢治」の絵本が、
これは「清川あさみ」さんの美しい絵で綴られている。
高価な絵本・・・
しかも「銀河鉄道の夜」と、
「グスコーブドリ伝記」
この清川さんは確か淡路島出身だったはず、


そして、一枚のカードが、
「大阪のお父さんに」と、

父の日だったのか・・・
泣いてしまった・・・


ありがとう・・・

サヤミちゃん


酔いどれ3流バーテンダー
大阪の父より・・・


人様のお嬢さんから、
父の日の贈り物を貰える私は、
幸せ者何だろう、
が、しかし、私の娘達はいずこへ・・・

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