NHK朝の連ドラ「マッサン」
その劇中で度々出て来るこのグラス、
これはテイスティンググラス。
この町に来て「是非ストレートで」と言うと、
どれだけ怒鳴られた事か、
「火噴くわ!」「死んでまうわ!」
が、しかしマッサン達はストレートで飲んでいる。
私が嘘を付いていない事が解りましたか?
まだ、信じられないですか?
して、何故「水割り」が登場しないのか、
それは時代が早いのだ。
「水割り」が登場するのは、
1970年代、サントリーさんが、
割烹、寿司屋、和食の店でウイスキーを飲んで頂こうと、
一大キャンペーンを行い、
営業を展開する。
その時に広めたのが「水割り」
アルコールの度数を下げ、
和食に合うようにしたのだ。
和食店に展開した事で、
その名も
「二本箸作戦」と名付けられた。
しかし皮肉な事にその頃、
ストレートで飲む単式蒸留器で造られる。
シングルモルトウイスキーが
ブレンディドウイスキーの供給用では無く、
単体で発売され「グレンフィデック」
が脅威の売り上げを伸ばしだしていた。
世の中が「水割り」だらけになる中、
数年後サントリーさんは「ピアモルト山崎」を、
ニッカさんは「余市」の前身となる「ピアモルト北海道」を
発売するが、飛ぶようには売れなかった。
やはり、値段が高いのと水割り・・・
「ストレートで美味しさが際立つ」と、
書いている・・・・