あれは、7月初め、
夏の気だるい暑さの中、
大正区の駅前を、ウロウロ、
色々と悲しい事が続き、
気分は低迷、そんな中水辺バルの参加店の勧誘に、
まずは私が、そしてその後、
磯上さんがと、
何軒も周ったが、
何軒も断られた。
これだけあるバルなのだが、
まだまだ我が町では、
認知度が低い、
他にも色々と理由はあるが、
やはり、認知度が低い、
これが大きな要因だろう、
と、がっくり肩を落とし、
その夜も仕事、
どうしたものかと、
思案、顔色も悪かっただろう、
その時、懐かしい顔が、
「お久し振りです」と、
それは、20近いお付き合いになる。
TV番組の映像の編集や企画を生業とする。
知人、
「いやいや、珍しい、お久し振りで」と、
お酒をお出しし、
懐かしい話を、
私のお願いを何度か聞いて戴いている。
そして、彼のお願いも、何度か私が何とかした。
最後は、向こうのお願いだった。
一つ、貸しがある。
ん?そ、そういえば・・・
「最近、こんな事に参加してるんですが」と、
水辺バルの資料を渡した。
さあっと、目を通された。
「面白いですね」と、
「何か番組に引っ掛かりませんか」と、
「解りました。つないでみます」と、
快い返事だったが、
それからが大変。
オリンピックや、番組の編成で、
重役さんの時間が空かない、
何度か、電話で連絡を取り、
調整をしてくれた。
2ヶ月程掛かった。
いや、申し訳ない、そしてありがたい、
そして、先日、やっと時間が取れた。
会って貰えると、
しかし、その日、病院が・・・
私は行けなかったが、
ここまで段取りはした。
後は、泉さん(水辺バル責任者)お願いします。
と、人事の様に頼んでやった。
「会議に掛かるようです」と、
連絡があった。
そして、昨夜、
20年来の知人から、
電話が、
「いけるようです」と、
番組で取り上げてもらえるようだ。
や、やった!
「マジですか、それは良かった」
何十年も店をやっているお陰で、
沢山の人脈は持っている。
それが、ふと、自信のようなものに繋がった気がした。
大阪の片隅、小さな町の、小さなBARの小さな力だが、
そういうものが、少しづつ集まれば、
きっと大きな力に変わるだろう、
そして、バルは集客が目的だが、
それに目を奪われると、
参加店への心配りが疎かになる。
参加店が無ければ、バルは成立しない、
と、私は思う、
さあ、上手く行けば「水辺バル2012」の特集が、
TVで観れる。
しかも、関西ではお馴染みの番組だ。
その番組の名は・・・
つづく・・・
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